今回は「丹塗」「海盤車」「生辰」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「丹塗」
「丹塗」の読み方をご存じでしょうか?
「丹」は兵庫県にある「丹波市(たんばし)」の「たん」ですが、「たんぬり」と読むのは間違いです。
「丹」の字にはもう一つの読み方がありますよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「丹塗」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 色に関係した言葉です
- 日本の伝統的な塗装方法
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「丹塗」の読み方!正解は!?
正解は「にぬり」です!
「丹塗(にぬり)」とは、神社の鳥居でお馴染みの朱色で赤く塗ることをいいます。
朱や丹など、金属を含む顔料には腐蝕から木を保護して建物を長持させる作用があります。
また、朱の赤い色は魔よけの意味も持つため、神社仏閣では丹塗が多く使用されてきました。
丹塗は6世紀半ば、欽明天皇の代に仏教と共に中国から伝来したものです。
中国では朱は崇高な色とされ、丹塗された社殿は権威の象徴とされていました。
2問目はこの漢字!「海盤車」
「海盤車」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に読めば「かいばんしゃ」になりますが、もちろん間違い。
ちなみに「うみばんぐるま」も違いますよ。
読み方を聞けば誰でも知っているある生き物の名前なのですが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「海盤車」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 海に住む生き物の名前ですよ
- 星の形が特徴的
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「海盤車」の読み方!正解は!?
正解は「ひとで」です!
ヒントの段階でほとんどの方がわかったかも知れません。
しかし、ヒントなしで正解できた人はかなりの漢字通!?
「海盤車(ひとで)」とは棘皮動物門ヒトデ綱に所属する動物の総称で、多くの種は、平たい星の形をしています。
海や水族館で実物にふれたことのある方もきっと多いでしょう。
一般には「ヒトデ」とカタカナで書いたり、漢字では「海星」「人手」と表記されることが多いため、かなりの難問でした。
この機会に「海盤車」という書き方も覚えておいてくださいね。
最後はこの漢字!「生辰」
「生辰」の読み方をご存じでしょうか?
辰といえば、十二支の中の「タツ」で一般にいう「竜」や「龍」のこと。
しかし「いきたつ」や「せいたつ」と読むのは間違いですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「生辰」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 「辰」の字を音読みすると?
- 「生辰八字」という言葉があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「生辰」の読み方!正解は!?
正解は「せいしん」です!
「生辰(せいしん)」とは誕生日のことで「辰」を「日」という意味で使った言葉になります。
「辰」の字は音読みすると「しん」と読むことができるのです。
また、「生辰八字」は生まれた年月日と時刻を表す干支の8文字のことで、占いにおいて運命を判断するものとされてきました。
また、同じく誕生日を表す言葉には「誕辰(たんしん)」もあります。
なかなか日常では出てこない単語ですが、いずれも教養を高める言葉として覚えておきましょう。