今回は「瞠る」「朧月」「厚意」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「瞠る」
「瞠る」と書いて、なんと読むか分かりますか?
表現としてよく使われている言葉なので、絶対に聞いたことがあると思いますし、見たこともあると思います。
驚いて見るという様子を表せる言葉ですね!
さて、「瞠る」と書いてなんと読むでしょうか?
「瞠る」読み方のヒントは?
驚いた時に目が大きくなりますよね?
それが「瞠る」です!
「子供の成長に目を瞠る」「素晴らしいサービスに目を瞠る」などと使います。
主に純粋に「スゴイ!」と思った時には、自分でも目が大きくなっているのではないでしょうか?
そして、「瞠る」には、もうひとつ監視するという意味もあります。
注意深く監視することで、「相手に動きが無いか目を瞠っていた」と使います。
「瞠る」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇る」です。
さて、もうわかりましたか?
「瞠る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「みはる」
です!
もうひとつ、「見張る」と書いても正解です!
どちらかというと、監視する方は「見張る」というイメージですよね。
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「朧月」
「新月(しんげつ)」や「三日月(みかづき)」、「満月(まんげつ)」など・・・
満ち欠けを繰り返す月は、その形によってさまざまな呼び名がありますよね。
ただ、この「朧月」は何だか難しい漢字です。
どんな月を表す漢字なのでしょうか?
そして、何と読むのでしょうか?
「朧月」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「朧月」とは、「霧や靄(もや)に包まれて、ほのかに霞んで柔らかく見える春の夜の月」のことを指します。
これでもピンとこない人に大ヒントです。
小学校6年生の音楽で習う曲の中に『朧月夜』という曲があります。
文部省唱歌で、作詞は高野辰之、作曲は岡野貞一の曲です。
歌い始めは「菜の花畑に入り日薄れ~♪」です。
もう、分かりましたよね?
「朧月」の読み方の答えは・・・
正解は、「おぼろづき」でした!
「朧月(おぼろづき)」は、前述の文部省唱歌『おぼろ月夜』で何となくぼんやり霞んだ月だということは知っている人も多いかもしれません。
それにしても「春の夜」限定の呼び方だったとは意外に思った人が多いのではないでしょうか。
「朧(おぼろ)」の1文字で「物の姿が霞んではっきりしない様子」という意味を持っています。
「おぼろ豆腐」も、柔らかくてゆらゆら揺れる様子から「朧(おぼろ)豆腐」と呼ばれているんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「厚意」
「厚意」と書いて、なんと読むか分かりますか?
よく口に出している言葉だと思いますが、ちゃんと使い分けはできているでしょうか?
さて、「厚意」と書いてなんと読むでしょうか?
「厚意」読み方のヒントは?
「厚意」とは、思いやりのある心、他人が自分に示してくれた気持ち、厚情(手厚い情け)のことです。
厚意は主に相手の事を思って行った「行動」なのに対して、好きな気持ちや、勝手に相手の事を好んでいるような気持ちだけの場合は「好意」です。
本当は自分が行わなければならなかったことを、先回りしてしてくれていたりすることなどは、相手の厚意です。
「厚意に甘える」事ばかりだと、「厚意を踏みにじる」事になりいつかは相手に見捨てられてしまいます。
厚意に甘えたら、相手にも感謝を示すようにしましょう。
「厚意」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
「好意」と同じ読み方です!
「厚意」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「こうい」
です!
「ご厚意に預かります」「皆様のご厚意に感謝します!」
なんて聞いたことがありませんか?
ぜひ、覚えておきましょう。