今日の難解漢字は
「誰何」
「一粒万倍日」
「秋葵」
「竈馬」
「無欲恬淡」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「誰何」です!
「誰何」の読み方をご存じでしょうか?
もちろん「だれなに」と読むのは間違いです。
「誰」も「何」も簡単な漢字ですが、熟語になると途端に読みにくくなりますね。
難易度としてはかなり高めの問題です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「誰何」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 相手が誰なのかわからない時に、呼び止めて名を問いただすこと
- 立ち入り禁止区域に入ってしまい、警察に誰何された
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「誰何」の読み方!正解は!?
正解は「すいか」です!
日常で使う言葉ではないので、初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか?
意味はヒントでお伝えしたように、「相手が誰なのかわからない場合に呼び止めて名前などを問いただすこと」をいいます。
「すいか」という響きだけではなかなか意味がわかりませんが、「誰何」と漢字にした方が却って意味がわかりやすいですね。
2つ目の漢字は「一粒万倍日」です!
「一粒万倍日」と書いて、なんと読むか分かりますか?
ひとつのもみから万倍にも実る稲穂になるという意味で、吉日のひとつです。
同じように、この日に始めたことは大きな結果として返って来るといわれています。
宝くじ売り場で「本日一粒万倍日!」というのぼりが出ているのを見たことがありませんか?
さて、この「一粒万倍日」はなんと読むでしょうか?
「一粒万倍日」読み方のヒントは?
「一粒万倍日」は、仕事を始める日や、お金に関することに良い日だといわれています。
しかし、逆に人に借りを作ったり借金したことも、苦労が万倍になって返って来るといわれているので注意しましょう。
「一粒万倍日」は、暦の上で最高とされる「天赦日」と重なる事もあり、その日は最強の開運日といわれています。
年に数日しかないので、新しく財布を下ろそうと思っている人や会社を興そうと思っている人は参考にしてみるのもおすすめです。
さて、読み方ですが(ひとつぶまんばいび)ではありません。
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇まんばいび」です。
さて、もうわかりましたか?
「一粒万倍日」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「いちりゅうまんばいび」
です!
また、(いちりゅうまんばいにち)と読んでも正解です。
ぜひ、覚えておきましょう。
3つ目の漢字は「秋葵」です!
「秋葵」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に読むと「あきあおい」ですが、もちろん違います。
どうやら植物の名前っぽいですが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「秋葵」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 夏野菜のひとつですが旧暦では秋野菜になります
- ネバネバした食感が特徴です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「秋葵」の読み方!正解は!?
正解は「オクラ」です!
「秋葵(オクラ)」は一般には「オクラ」や「おくら」と表記されるため、漢字を知っていた方は少ないのではないでしょうか。
オクラの旬は6~8月なので現代では夏野菜ですが、旧暦では秋にあたるため秋野菜とされていました。
また、オクラはアオイ科の植物なので「秋葵」と書かれるようです。
ビタミンやミネラル、食物繊維がバランスよく含まれるオクラは、夏バテ予防にぴったりな食材。
血糖値の上昇を緩やかにしてコレステロールを解消する作用もあるので、生活習慣病の予防としても積極的に摂りたいですね。
4つ目の漢字は「竈馬」です!
「竈馬」を何と読みますか?
不意に遭遇すると、思わず声が出るかも…
見た目のインパクトはすごいです。
「竈馬」の読み方のヒントは?
1.「竈馬」をひらがなにすると3文字になります。
2.『灯ともすや竈馬飛びつく佛の眼 』正岡子規
3.人目につかない薄暗い場所によく出没します。
正解は…
正解は「いとど」でした!
「竈馬(いとど)」は、俳句で秋の季語です。
「いとど」なんて名前は、初めて知る人が多いでしょう。
「カマドウマ」とも読みますが、こちらなら知っているのでは?
「いとど」は「カマドウマ」の古名です!
よく見ると子どもに人気があるバッタやコオロギに似ているのに、誰からも人気のないゴキブリにも似ている…一度見ると忘れられない不思議な昆虫。
害虫扱いされることがありますが、衛生面では何も問題ありません。
家の竈(かまど)に出没して、馬のように飛び跳ねていたことが「竈馬(カマドウマ)」の語源といわれています。
昔の民家では、竈と同様に薄暗い便所にも出没したので「便所蟋蟀(ベンジョコオロギ)」とも呼ばれました。
他に、海老蟋蟀(えびこおろぎ)、御竈蟋蟀(おかまこおろぎ)という別名もありますよ。
「竈」の音読みは「ソウ」、訓読みは「かまど」「へっつい」、漢検準1級21画の漢字です。
5つ目の漢字は「無欲恬淡」です!
「無欲恬淡」の読み方をご存じでしょうか?
見たイメージのままに読むと「むよくかったん」ですが、残念ながら間違いです。
しかし「無欲」の部分は正解ですよ。
問題は「恬淡」の読み方ですが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
無欲恬淡の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇〇」の7文字です
- 意味は、欲が無くて物事に執着しないこと
- 「彼は物欲の少ない、無欲恬淡な性格ですね」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
無欲恬淡の読み方!正解は!?
正解は「むよくてんたん」です!
「無欲恬淡(むよくてんたん)」の「無欲(むよく)」も「恬淡(てんたん)」も、欲が無くて物事に執着しないという意味を持ちます。
「無欲恬淡」という四文字熟語は同じ意味の単語を重ねることで、強調した言葉ですね。
「恬(てん)」という字は「活(かつ)」に似ているため「恬淡」を「かったんと」読んでしまいがちです。
しかし「恬」には「かつ」という読み方は無いため注意しましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!