今回は「群がる」「燭」「繕う」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「群がる」
「群がる」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「群衆」の(ぐん)ですが、もちろん(ぐんがる)ではありません。
群れるという意味で合っています!
さて、「群がる」と書いてなんと読むでしょうか?
「群がる」読み方のヒントは?
「群がる」は、多くの人や物が、その場所のあたりに集まる様子や、群れを成す様子のことです。
沢山のものが一点に集まる様子を「群がる」といいます。
鯉の沢山居る池にエサを放り込んだら「鯉が餌に群がる」
芸能人が出てくれば「人が群がる」
夜中のコンビニに「虫が群がる」
など、使われることが多い言葉なので読める人も多いのではないでしょうか?
一度小さな群がりができれば、更に群がりが増えて行くという現象もありますね。
「群がる」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇がる」です。
さて、もうわかりましたか?
「群がる」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「むらがる」
です!
特価のセールに人が群がる時は、目の前の物しか見てませんよね。
ちょっと危ないので気を付けましょう。
2問目はこの漢字!「燭」
本日の難読漢字クイズは「燭」!
蝋燭(ロウソク)の「ソク」ですね。
さて、それ以外の読み方は?
「燭」の読み方のヒントは?
1.「燭」をひらがなにすると4文字になります。
2.「燭」の類義語には「火影」「遠火」「漁灯」などがあります。
3.『燭と共に、それら異体な人物が、』吉川英治「剣難女難」より引用
4.人類初めての「燭」は焚火です。
正解は…
正解は「ともしび」でした!
一般的には「灯」または「燈」と書くことが多いですね。
「燭」の音読みは「シュク」「ソク」「シュ」、訓読みは「ともしび」、漢検準1級17画の漢字です。人名用漢字なので、名づけにも使用できます。
「燭」は「火」と「蜀」を組み合わせた形声文字。
「蜀」は葉っぱにじっと付いて離れない青虫を描いた象形文字です。
つまり、じっと立って燃えている火をあらわすのが「燭」!
昔は光度の単位カンデラの代わりに用いられました。1燭が1.0067カンデラです。
「燭」を使う熟語
華燭の典(かしょくのてん):結婚式など祝いの席を指す雅な表現。
手燭石(てしょくいし):茶道の茶庭で手水鉢のそばに配置する平らな石。
燭寸の詩(しょくすんのし):詩才を試すために、ロウソクが1寸燃える間に詩を作らせること(故事より)。
最後はこの漢字!「繕う」
「繕う」と書いて、なんと読むか分かりますか?
色々な意味で使う言葉ですが、誰でも繕った事があると思いますし、口にも出していると思います。
リサイクルという意味で使われる事もあり、ダーニングなんて最近流行ってますね。
さて「繕う」と書いて、なんと読むでしょうか?
「繕う」読み方のヒントは?
「繕う」とは、整えてカッコつけるという事です。
そもそも誰でも、第一印象を良くするために、体裁を繕うのではないでしょうか?
そこまで考えていなくても、見た目や印象を良くさせるために、朝は顔を洗い、定期的に散髪に行き、毎日洗った洗濯物を着て行くでしょう。
無理やりとっさにその場を誤魔化すことも「取り繕う」ですね。
破れた靴下を繕ってかわいく模様を付けたり、ボタンを付けたりするのも「繕う」です。
「繕う」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇う」です。
さて、もうわかりましたか?
「繕う」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「つくろう」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。