漢字読み講座

【今日の難読漢字】「節榑」「撥条」「烏喙」全部読めたら漢字マスター!「節榑」を「せつはく」と読んだあなたは…?

今日の難読漢字は

「節榑

「撥条」

「烏喙」

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「節榑」!

「節榑」は、「せつはく」と読んでしまった方が多いのでは?

こちらは不正解。

少し特殊な読み方をするので、見ただけでは読めないかも……

 

ヒントとしては、この言葉は材木や人の手に関して使われる言葉です!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「節榑」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「ふしくれ

です!

 

「節榑」は、

「節の多い材木」「木などの節が多いこと」という意味の言葉です!

 

よく「木が節榑立つ」「手足が節榑立つ」なんて聞きませんか?

木の場合は節が多く、凸凹している様子。

手足の場合は筋や関節が盛り上がっていて、ごつごつとしている様子を表します。

人に使う場合は特に、筋肉が発達していていることを表現するケースも。

 

例文としては

「節榑の多い木材で扱いにくい」

「節榑立った拳を思いっきり敵にぶつけた」

などで使われますよ。

 

「榑」を「くれ」と読むのは難しいですが、

意味から覚えてしまえば、すんなり読めるようになるはずです。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

次の難読漢字は「撥条」!

「撥条」は、読み方が2通りあります。

 

1つは2文字、もう1つは4文字。

同じ漢字ではありますが、読み方によって微妙に異なるものを指す言葉なんです。

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「撥条」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「ばねもしくは「ぜんまい」

です!

 

「撥条」は、

「弾性がある鋼を細長くし、渦巻き状に巻いたもの」という意味。

「ばね」と読む場合のみ、「足腰の弾力性」や「飛躍・発展などのきっかけ」

という意味も含んだ言葉となります。

 

ちなみに「はつじょう」と読んでも正解ですが、

一般的には耳馴染みのある「ばね」や「ぜんまい」が使われることが多いですよ。

 

ちなみに「撥」には「はねかえる」「はねかえる力」などの意味があり、

「条」には「のびる」という意味があります。

漢字の意味が優先されて漢字が成り立っているため、

読み方は後付け。だからこそ難読漢字では定番の問題になっています。

 

覚えて読めればかっこいい「撥条」。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

 

最後の難読漢字は「烏喙」!

「烏喙」は、「とりろく」なんて読んでしまいませんか?

でもよーく見ると「鳥」ではなく「烏」!

つまり「とり」や「ちょう」とは読まないんです!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「烏喙」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「うかい

です!

 

「烏喙」は、

「カラスのようなくちばし」という意味の言葉です!

 

「鳥」と似ている「烏」ですが「カラス」と読みます。

京都の地名「烏丸」でも使われていますよね。

 

とはいっても、これは表面的な意味。

実は「欲深い人相」のたとえとして使われることが多いんです。

カラスのように強欲・陰険な人の顔のことを

「長頸烏喙(ちょうけいうかい)」と言います。

長い首と尖った口を持っている人は陰険で、楽しさをを共有できない

という例えとして使われるんです。

 

由来は中国の越王勾践の人相が「長頸烏喙」だったのだとか。

本人にとっては不名誉かもしれませんが、

カラスのイメージと顔の作りを踏まえた言葉づくりは秀逸ですよね!

 

使う機会は少ないですが、知っておけば語彙力が上がる「烏喙」。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。

ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!

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toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!