今日の難解漢字は
「竈幽霊」
「冒涜」
「曇天」
「恐れ」
「卜占」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「竈幽霊」です!
- 2 「竈幽霊」の読み方のヒントは?
- 3 正解は…
- 4 竃幽霊?竈霊?
- 5 2つ目の漢字は「冒涜」です!
- 6 「冒涜」読み方のヒントは?
- 7 「冒涜」読み方のもうひとつのヒントは?
- 8 「冒涜」の読み方、正解は・・・
- 9 3つ目の漢字は「曇天」です!
- 10 「曇天」読み方のヒントは?
- 11 「曇天」読み方のもうひとつのヒントは?
- 12 「曇天」の読み方、正解は・・・
- 13 4つ目の漢字は「恐れ」です!
- 14 「恐れ」読み方のヒントは?
- 15 「恐れ」読み方のもうひとつのヒントは?
- 16 「恐れ」の読み方、正解は・・・
- 17 5つ目の漢字は「卜占」です!
- 18 「卜占」の読み方のヒントはこちら
- 19 「卜占」の読み方、正解は・・・
- 20 まとめ
1つ目の漢字は「竈幽霊」です!
今回の難読漢字クイズは「竈幽霊」です。
さて、どんな幽霊なのでしょう?
読めたらすごい!
「竈幽霊」の読み方のヒントは?
1.「竈幽霊」のヒントは、「〇っ〇〇ゆうれい」。
2.落語が好きな人は知っているかもしれません!
3.「竈」を何と読みますか?
正解は…
正解は「へっついゆうれい」でした!
安永2年に出版された『俗談今歳花時』の一遍にある古典落語の定番演目です。
「へっつい」とは「竈(かまど)」のこと。
「竈」は食べものを煮炊きする設備ですね、現代ならコンロにあたるでしょう。
「竈幽霊」は、とある道具屋の不思議な「へっつい」に住み着いた「竃幽霊」が主人公。
何度お客に買われても、翌日になると戻って来てしまう「へっつい」を、長屋の熊さんと若旦那が道具屋から引き取ったはいいものの…という楽しいお噺(はなし)です。
竃幽霊?竈霊?
竈に幽霊なんて突飛な組み合わせだと感じるかもしれません。
でも、「へっつい」は「竃(へ)つ霊(れい)」と書く場合もあります。
日本には竈の神さま(神霊)がいらっしゃいますし、おせち料理のルーツは新年の三が日くらい火を使わず、竈の神様に休んでいただくためといわれています。
竈は昔から神聖なものなんですね!
2つ目の漢字は「冒涜」です!
「冒涜」と書いて、なんと読むか分かりますか?
ちょっと許されない行為のことです。
最近では、この許されない行為がよくニュースにあがっています。
神社に落書きをしたり、油をつけたりと神への冒涜的な行為であり、信仰のない人でも許せない気持ちになってしまいます。
さて、「冒涜」と書いてなんと読むでしょうか?
「冒涜」読み方のヒントは?
「冒涜」とは、崇高なものや神聖なもの、自分にとって大切な物を貶める行為、または蔑む発言をすることです。
大切に思う気持ちは人それぞれ大きさが違うので、どこからが冒涜に当たるのかという基準は異なりますが、人の気持ちを考えるとまずできないような事と考えるといいでしょう。
誰でも大切に思っている物を馬鹿にされたり、壊されたりすると腹が立つものです。
神の教えや、社会のルールに背くことは「背徳」(はいとく)といい、冒涜とは違います。
冒涜は明らかに馬鹿にしている感じですね。
死者への暴言なんて「冒涜」といっていいでしょう。
「冒涜」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「冒涜」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ぼうとく」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
3つ目の漢字は「曇天」です!
「曇天」と書いて、なんと読むか分かりますか?
曇り空(くもりぞら)というイメージで合っています!
そして、耳でも聞いたことがある言葉だと思います。
雲った天気と書いて、「曇天」はなんと読むでしょうか?
「曇天」読み方のヒントは?
「曇天」とは、くもった空の事です。
空が雲に覆われて昼間でも薄暗い感じの天気の時です。
夜でも、雲に覆われてしまってお月様がなかなか見えない時は「曇天」ですね。
「曇天が空を覆っている」
「曇天続きで気が滅入る」
など、雨こそ降ってないけど雲で太陽の光が届かず、どんよりとした天気の時に使います。
反対の言葉でいうと「晴天」ですね。
曇天の日が続くと、なんだか心まで暗くなってしまいます。
もちろん、曇り空でも正解ですが、曇天には『心が晴れないこと』という意味も含まれていますので、よりうんざりした気持ちを表現できるでしょう。
「曇天」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「曇天」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「どんてん」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
4つ目の漢字は「恐れ」です!
「恐れ」と書いて、なんと読むか分かりますか?
恐怖の「恐」ですが、もちろん(きょうれ)とも(こわれ)とも読みません。
しかし、イメージは合っていると思います。
さて、「恐れ」と書いてなんと読むでしょうか?
「恐れ」読み方のヒントは?
「恐れ」とは、ずばり恐怖の事。そして不安の事です。
将来に漠然とした不安があり、しなくてもいい心配をしたりするのも「恐れ」ですね。
それから「恐れおののく」なんて聞いたことがありませんか?
こちらは、恐ろしさのあまり体が震えるという意味です。
ニュースで「降雨の虞れあり」なんて聞けば、傘を持って行ったりと、誰でもできることはしておこうと思うのが本能です。
「恐れ」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇れ」です。
今回の漢字は簡単だったかもしれません。
さて、もうわかりましたか?
「恐れ」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おそれ」
です!
将来への漠然とした不安を抱えてしまったら、目の前の事だけを一生懸命するのがいいようです。
ぜひ、覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「卜占」です!
「卜占」の読み方をご存じですか?
「占」は「占い」でよく見る漢字ですが「卜」をカタカナで読んでしまうと間違いです。
それでは、どのように読むのでしょうか?
「卜占」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○せん」の4文字
- 音読みです
- 占いの一種類をあらわしています
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「卜占」の読み方、正解は・・・
正解は
「ぼくせん」
です!
漢字をひっくり返して「占卜(せんぼく)」と言うこともあります。
占いには大きく分けて「命(めい)」「卜(ぼく)」「相(そう)」の三種類あり、占い師は目的に応じて使い分けています。
「卜占」は人が関わりあう事柄(事件)を占うものをあらわします。昔、牛の骨や亀の甲羅を焼き、そこに現れるひび割れによって吉凶を占ったと言われているものです。「卜」はこのひび割れをあらわす象形文字です。亀の甲羅を使った占いを「亀卜(きぼく)」と呼び、平安時代は伊勢神宮に奉仕するための斎王を決める際に使われるなど、非常に重要な意味を持っていました。
現在でも亀卜は宮中行事や神社の儀式で行われていますが、もっと身近な例としてはタロット占いや、花びらを摘んで「好き・嫌い」を判断する花占い、広く言えばあみだくじやおみくじも卜占に当たります。
意外と無意識に行っている「卜占」の読み方、是非覚えてくださいね。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!