今回は「馴致」「初感染」「齲歯」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「馴致」
「馴致」の読み方をご存じでしょうか?
「馴れる」と書いて「なれる」と読むことができるので「合致(がっち)」の「致(ち)」と合わせて「なれち」…
と読むのは、さすがに無理がありますね。
もちろん間違いです。
しかし「馴致」は日常で使われる言葉ではないため、レベルの高い難読問題になります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「馴致」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 動物に関係のある言葉
- 「致」は「ち」と読んでOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「馴致」の読み方!正解は!?
正解は「じゅんち」です!
「馴致(じゅんち)」とは、「なれさせる、なじませる」「徐々にある状態になっていく」ことを意味する言葉。
主に「動物などをなれさせ、ある状態に適合させる」という場合に使われることが多いでしょう。
「致」を「ち」と読むのは一般に知られているため、「馴(じゅん)」という読み方がポイントになる問題ですね。
また、馴致の類義語としては「適応」「順応」「馴れさせる」などが挙げられます。
2問目はこの漢字!「初感染」
「初感染」の読み方をご存じでしょうか?
「初詣(はつもうで)」や「初雪(はつゆき)」「初孫(はつまご)」などでお馴染みの「初」なので「はつかんせん」と読んでいる方が多いかも知れません。
しかし、意外なことに間違いです。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「初感染」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- 初めてその病気に感染すること
- 「感染」は「かんせん」でOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「初感染」の読み方!正解は!?
正解は「しょかんせん」です!
「初感染(しょかんせん)」とは、初めてその病気に感染することで、伝染性のある病気に関して使われる言葉です。
主に結核の感染について使われてきましたが、近年は新型コロナの流行の関係でよく耳にするようになりました。
「初」という字の音読みには「はつ」「うい」「しょ」があり、どれを使用するのか決まっていない言葉もあれば、初感染のように「しょ」と読むことが定められている場合もあって、紛らわしいですね。
たとえば、「初産」は「ういざん」と読みますが、「初体験」は「はつたいけん」でも「しょたいけん」でも構いません。
それにしても「初感染」は「はつかんせん」と読む方がゴロが良い気もするので、ますます難しいですね。
最後はこの漢字!「齲歯」
「齲歯」の読み方をご存じでしょうか?
「齲」の画数が多すぎてどうなっているかわからない…
という声が聞こえてきそうです。
「融(ゆう)」という字に似ているので「ゆうば」と読んだかも知れませんが、もちろん間違いですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「齲歯」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です
- これが痛くて眠れなかったという経験のある方も多いのでは?
- 一度かかったら自然治癒することはありません
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「齲歯」の読み方!正解は!?
正解は「うし」です!
「くし」と読む場合もありますよ。
「齲歯(うし)」とは、虫歯のことです。
ひらがなを組み合わせて「う歯」と表記する場合もありますね。
また「齲」の一文字で「むしば」と読むこともできますが、一般には「齲歯」または「う歯」と書く場合がほとんどです。
ちなみに歯という字は象形文字の一つで、口を開けた人を表したものだと言われています。
言われてみれば四角い枠が人の口で、上下に歯が並んでいるようにも見えますね。
いずれにせよ、虫歯にならないように歯はしっかりとケアしましょう。