今回は「錐」「隈魚」「芳醇」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか？
目次
1問目はこの漢字から！「錐」
「錐」の読み方をご存じでしょうか？
音読みでは「円錐（えんすい）」や「角錐（かくすい）」の「すい」ですが、今回は訓読みでお答えください。
日常的に見聞きする物の名前なので、分かる方は即答できたと思います。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか？
「錐」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です
- 「錐」には「先が尖った形」という意味があります
- 木などに穴をあける際に使う道具です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「錐」の読み方！正解は！？
正解は「きり」です！
「錐（きり）」とは、木などに小さな穴をあけるための道具で、クギを打つ場所を決めるために使われる場合もあります。
木製の持ち手に先の尖った金属が取り付けられた錐を、小学校の工作の授業で使ったことのある方は多いでしょう。
たしかに「円錐」や「角錐」と呼ばれる形も先に行くほど尖っていて、錐と同じ形状になっていますね。
「錐」は特殊な漢字ではありませんが、一般にはひらがなやカタカナで「きり／キリ」と表記する場合が多いため、分からなかった方が多いかも知れません。
この機会に「錐（きり）」という読み方をぜひ覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字！「隈魚」
「隈魚」の読み方をご存じでしょうか？
「隈」は「界隈（かいわい）」などで使われる「隈（わい）」という字。
しかし、「魚（ぎょ）」と合わせて「わいぎょ」と読むのは間違いです。
「隈」を「わい」と読むのは音読みですが、今回の正解は「訓読み」になります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか？
「隈魚」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 魚の種類の名前です
- アニメのキャラクターとしても有名
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「隈魚」の読み方！正解は！？
正解は「くまのみ」です！
「熊の実」と書く場合もありますよ。
「隈魚（くまのみ）」とはクマノミ亜科に属する海水魚の1種。
頭、腹、尾っぽの3本のラインが特徴的で、全長10cm程度まで成長します。
可愛い姿はアニメのキャラクターにもなっていますが、実は「ファインティング・ニモ」に登場するのは、隈魚によく似た別の種とも言われています。
ちなみに「隈魚（くまのみ）」という名前の由来は、体の縞模様が歌舞伎の「隈（くま）」似ているからという説があるようです。
最後はこの漢字！「芳醇」
「芳醇」の読み方をご存じでしょうか？
「芳」は「芳香（ほうこう）」などの「ほう」という字。
「醇」には「享（きょう）」という字が使われているので「芳（ほう）」+「醇（きょう）」で「ほうきょう」…？
何となく「ほうきょう」とも読めそうに思いますが、残念ながら間違いです。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか？
「芳醇」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 香りが高くて味が良いこと
- 「芳」は「ほう」と読んでOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「芳醇」の読み方！正解は！？
正解は「ほうじゅん」です！
「芳醇（ほうじゅん）」とは、ヒントにも示したように「香りが高くて味が良い」ことで、主に酒を指します。
以下は「芳醇」を用いた例文です。
- 差し出されたワインを口に含むと芳醇な香りが口いっぱいに広がった
- その地域の地酒は独特の甘みを持った芳醇な香りで知られている
ちなみに「芳潤（ほうじゅん）」と書いた場合には酒に限定せず香り全般を指し、「豊潤（ほうじゅん）」は「豊かで潤いがある」という意味になります。
これらは同じ発音の言葉で混乱しやすいため、注意が必要です。
