今回は「薫陶」「吃る」「雷粔籹」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「薫陶」
「薫陶」の読み方をご存じでしょうか?
「薫(かおる)」+「陶(とう)」で、「かおるとう」と読むのは間違いです。
日常であまり使う言葉ではありませんが、聞いたことはあるかもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「薫陶」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- すぐれた人徳によって他人を感化して教育するという意味。
- 「先生からは多大な薫陶をたまわりました」のように使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「薫陶」の読み方!正解は!?
正解は「くんとう」です!
「薫(かおる)」という字を「くん」と読む言葉には「薫製(くんせい)」「薫煙(くんえん)」「薫香(くんか)」など色々あるので、すぐに正解がわかった方も多いのでは。
薫陶とは、優れた人徳や品格を持つ人物から感化されて、良い方向へ導かれていくことです。
そもそもは、香を焚いてよい香りをしみ込ませた土を使って陶器を作るという意味の言葉でしたが、それが転じて、人に良い影響を与えるという意味で使われるようになりました。
2問目はこの漢字!「吃る」
「吃る」と書いて、なんと読むか分かりますか?
吃音(きつおん)の「吃」ですが、(きつる)ではありません。
他にも「吃」は、「吃逆」は(しゃっくり)と読み、「吃驚」は(びっくり)と読みます。
でも、どれも「吃る」とは読み方が違います。
さて、「吃る」と書いて、なんと読むでしょうか?
「吃る」読み方のヒントは?
「吃る」とは、物を言うときに発音が容易にできなかったり同じ音を繰り返すことをいいます。
話を聞いてなかったのに、突然話を振られて慌てて吃ったことはありませんか?
他にも、緊張して声が吃ることも。
びっくりしすぎて「え?え?えーーーーーー!?」なんてのもありますね。
「な、な、なんだって!?」というのも、ざっくりいえば吃ってます。
漫画などによく使われています。
「吃る」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇る」です。
さて、もうわかりましたか?
「吃る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「どもる」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「雷粔籹」
「雷粔籹」・・・
「雷(かみなり)」がついているので、天気に関係ある言葉?
それとも「女」という字が見えるから、「雷女」のような妖怪の名前?
見当もつきませんが、早速見ていきましょう。
「雷粔籹」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「雷」はそのまま「かみなり」と読みます。
「粔籹」ですが、どちらも漢字も「米へん」がついていますよね。
実は「粔籹」は、米や粟(あわ)を使ったお菓子の名前なんです!
読み方はひらがなで「かみなり〇〇〇」です。
これはもう、分かりましたよね?
「雷粔籹」の読み方の答えは・・・
正解は、「かみなりおこし」でした!
「粔籹(おこし)」は、米や粟で作った「おこし種」を砂糖や水あめで固めたお菓子の事です。
そんな「粔籹(おこし)」の中でも「雷粔籹(かみなりおこし)」は、江戸時代に浅草の雷門の前で売り始められたものを指します。
今や「雷粔籹(かみなりおこし)」は、浅草のみならず東京のお土産物として定着していますよね。
東京の「雷粔籹(かみなりおこし)」以外にも、大阪の「岩粔籹(いわおこし)」や長崎県の「諫早粔籹(いさはやおこし)」など日本各地にさまざまな粔籹(おこし)があるんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!