今回のお題は「鉄槌」「鰆」「老爺」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「鉄槌」
「鉄槌」の読み方をご存じでしょうか?
「てつつち」や「てつづち」ではありませんよ。
おそらく一度は聞いたことのある言葉だと思いますが、漢字はなかなか思い浮かばないかもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鉄槌」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- 鉄槌とは、大きな金づちやハンマーのことです。
- 「悪人に正義の鉄槌を下す」のように使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鉄槌」の読み方!正解は!?
正解は「てっつい」です!
「鉄槌(てっつい)」とは、大きな金づちやハンマーのことで、かなりの大きさと重さがあるものをいいます。
「鉄槌」は、「鉄槌を下す」や「鉄槌が下された」のように慣用句として使われる言葉です。
意味は、厳しい処罰や制裁を与えること。
以下は「鉄槌」を使った例文です。
- 悪の根源を打ち砕くには、正義の鉄槌を下すしかないでしょう。
- 不倫が明らかになった議員には党から鉄槌が下された
- 賄賂で私腹を肥やしていた役人には懲戒免職という鉄槌が下った
2問目はこの漢字!「鰆」
「鰆」の読み方をご存じでしょうか?
魚+春で「ぎょはる」と読むのはもちろん間違いです。
釣りが趣味の方やお料理が得意な方は、もちろんご存じですね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鰆」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- マグロを細長くしたような形が特徴
- スズキ目サバ科に属する海水魚です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鰆」の読み方!正解は!?
正解は「さわら」です!
「鰆(さわら)」はヒントで紹介したように、スズキ目サバ科に属する海水魚で、大きさは60cm以上にもなります。
魚編に春と書いて「さわら」と読みますが、関東では「寒鰆」がよく出回っているため、冬の魚とされています。
ではなぜ春という字が使われているのかというと、4月~6月になると産卵のため瀬戸内海に集まるからです。
また、形が長細いため「狭い腹」から「さわら」と呼ばれるようになったという説もあります。
最後はこの漢字!「老爺」
「老翁」の読み方をご存じでしょうか?
「ろうおう」や「ろうや」とも読めますが、今回はもう一つの読み方を正解とします。
3つある読み方はいずれも同じ意味ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「老翁」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です。
- 年を取った男性のことをいいます。
- 「老翁はかなりの頑固者である」などと使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「老翁」の読み方!正解は!?
正解は「おじ」です。
ほとんどの場合「老翁(ろうおう)」や「老翁(ろうや)」と読まれるため、かなりの難読でしたね。
「老翁(おじ)」の「老」は「お」と読めますが、「翁」は単体では「じ」とは読めません。
このように、2字以上の熟語だけ特別な読み方をするものを「熟字訓」といいます。
「老翁」の類語としては「老輩」「高齢者」「老人」「老爺」などがありますが、意味合いは少しずつ異なるため注意が必要です。