漢字読み講座

【難読漢字】「顧眄」の読み方は?「こめん」とも読みますが・・・

「顧眄」の読み方をご存じですか?

「顧」は「顧問」「顧客」などで見かける漢字ですが、「眄」は「巧」と少し似ているようですが違う漢字なので、「ここう」とは読みません。

それでは、いったい何と読むのでしょうか?

「顧眄」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「こべ○」の3文字
  2. 音読みです
  3. 「こめん」という読み方もあります

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「顧眄」の読み方、正解は・・・


正解は

「こべん」

です!

「顧」は「ふり向いてみる」「思う」などの意味を持つ漢字です。

「眄」は「み(る)」「ながしめ」などの訓読みがあり、「横目で見る」「ながめる」という意味があります。

「顧眄」は

  1. 振り返って見る。転じて、目をかけること。
  2. 周囲を見る。

という2つの意味を持っています。

「右顧左眄」

「顧眄」という言葉を使った四字熟語で有名なのは「右顧左眄(うこさべん)」です。

「左右」と「顧眄」をたがいちがいに言う「互文(ごぶん)」という表現方法で、「右眄左顧」「左眄右顧」「左顧右眄」と使うこともあります。いずれも意味は同じです。

元々は「右を振り向いたり左を見たりして気を配る」という意味だったのですが、転じて「周りの情勢などが気になってなかなか決断ができない」という、あまり良くない意味で使われることが多い四字熟語です。

長所と短所は裏表の関係であることに気を付けつつ、「顧眄」の読み方を是非覚えておいてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。