今回は「難平」「私儀」「扨措」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「難平」
「難平」の読み方をご存じでしょうか?
「なんぺい」や「なんへい」と読むのは間違いですよ。
サザエさんの波平じゃないですけど「〇平」とつくとちょっと昔の男性の名前みたいですね。
でも名前とは全く関係ありません。
その業界に詳しい人は知っていても、興味がないと全くわからない言葉かも…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「難平」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 株式用語のひとつになります
- 「難」は「なん」と読んでOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「難平」の読み方!正解は!?
正解は「なんぴん」です!
「難平(なんぴん)」とは株式用語のひとつで、購入した銘柄の価格が下がってしまった際に、さらに追加購入して投資額を平均化する投資方法のことで「難平買い」とも呼ばれます。
それにしても「難平」は不思議な表記ですよね。
購入した株が下落した「難」しい状況を「平」らにならすという意味で「難平」という字が使われています。
株に興味がある人もない人も、この機会にぜひ覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字!「私儀」
「私儀」の読み方をご存じでしょうか?
普通に「わたし…」と読みかけた人はすでに間違っていますよ。
といっても、決して難しくないため多くの人がすぐに正解できるかも。
正解の読み方は2種類あります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「私儀」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと2文字または5文字です
- フォーマルな場で使われる言葉
- 「私個人」という意味です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「私儀」の読み方!正解は!?
正解は「しぎ」または「わたくしぎ」です!
「私儀(しぎ/わたくしぎ)」とは「私個人のこと」という意味で、ビジネスや文書や大勢の前でのスピーチなど、フォーマルな場面でよく使われる言葉です。
「私」という漢字の主な読み方は「わたし」「わたくし」「し」の3種類なので、正解できた人は多かったと思います。
ただし、日常で使われる言葉ではないため意味はちょっと分かりにくいですね。
「わたくしごとで恐縮ですが」という表現をよく見聞きしますが、「私儀」とは「わたくしごと」をさらに謙遜して表現したものです。
ここぞという場面でスラっと出てくるように、この機会に「私儀(しぎ/わたくしぎ)」という言葉をインプットしておいてくださいね。
最後はこの漢字!「扨措」
「扨措」の読み方をご存じでしょうか?
「扨」には「刃(は)」という字が含まれているので、「措置(そち)」の「措(そ)」とつなげて「はそ」…ではありませんよ。
画数は多くないのに非常に読み難い熟語ですが、実は日常でひんぱんに耳にする言葉です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「扨措」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 「扨措」の2文字とも訓読みで読むと?
- 「それはそれとして」という意味
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「扨措」の読み方!正解は!?
正解は「さておき」です!
「扨措き」と送り仮名をつけて表記する場合もあります。
「扨措(さておき)」とは「それはそれとして」「ひとまずその話題はおいて置く」などの意味で使われる表現です。
日常会話でもたびたび耳にするのではないでしょうか。
あなたも使ったことがあるかもしれませんね。
一般にはほとんどひらがなで「さておき」と書くか、漢字なら「さて置き」と表記するため、なかなかの難問でした。