今回の難読漢字は「普請」「久遠」「不好き」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「普請」
「普請」の読み方をご存じでしょうか?
「請」は「請求書(せいきゅうしょ)」や「要請(ようせい)」などでお馴染みの「せい」なので、つい「ふせい」と読みそうになりますが、残念ながら間違いです。
ちなみに「ふぜい」でもありませんよ…
日常でほとんど使われることのない言葉なので、かなりの難読になります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「普請」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 建築物を建てること
- 「普」は「ふ」と読んでOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「普請」の読み方!正解は!?
正解は「ふしん」です!
「普請(ふしん)」とは、建物を建築することをいいます。
現在では主に「建築」という言葉が使われていますが、明治の頃までは「普請する」というのが一般的でした。
また「普請」には「禅寺で多数の僧侶を集めて堂塔の修繕や建築に従事してもらう」という意味もあります。
「普請」という言葉は現代では耳にすることが少なくなりましたが、この機会にぜひ覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字!「久遠」
「久遠」の読み方をご存じでしょうか?
「きゅうえん」と読むのも間違いではありませんが、今回はそれ以外でお答えください。
意味としては「きゅうえん」と同じです。
しかし、もっと趣のある読み方が存在しますよ。
さて、あなたには「きゅうえん」以外の読み方がわかりますか?
「久遠」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- はるかに遠い未来や過去
- もとは仏教用語です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「久遠」の読み方!正解は!?
正解は「くおん」です!
「きゅうえん」とも読めますが、「くおん」の方が響きに趣がありますね。
また、ほとんどの場合「くおん」と読まれているようです。
「久遠(くおん)」とは「はるかに遠い過去や未来、永遠」といった意味を持つ言葉。
「久」は長い時間を表し、「遠」は遠く離れていることを示しています。
元は仏教用語であり、果ての無い宇宙の広がりを感じさせますね。
日本の古典的な文学や仏教の教えにも広く使われてきた歴史のある言葉です。
最後はこの漢字!「不好き」
「不好き」の読み方をご存じでしょうか?
「好き」に「不」が付いているから「ふすき」…
と読んだ人は、正解じゃないけど惜しいです!
ちなみに「ふずき」も違いますよ(惜しいですけど)。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「不好き」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇き」の3文字です
- 好きではないこと
- 「好き不好き」という言葉があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「不好き」の読み方!正解は!?
正解は「ぶすき」です!
「不好き(ぶすき)」とは「好きではない」や「風流の道に関心を持たない」という意味。
ヒントに示した「好き不好き」も「すきぶすき」と読み、意味としては「好き嫌い」と同じになります。
はっきり「嫌い」という言葉を使わずに「不好き」と遠回しに表現するところにも、日本語の面白さが感じられますね。
不好きの類義語としては「嫌い」「反感」「厭悪」「苦手」などが挙げられますが、いずれも少しずつニュアンスが異なるので注意が必要です。