「殿」と書いて、何と読むのでしょうか?
そのまま「との」と読みますが、今回は違う読み方にチャレンジしてみましょう!
「殿」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」4文字です。
ヒント② 戦時中に使われた言葉です。
「殿」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しんがり」です!
「殿」とは、戦の中、劣勢になると撤退して態勢を整えることになりますが、この撤退の際に敵側の足止めを行う役、という意味です。
有名な例では、豊臣秀吉の出世過程の一つである、織田信長による朝倉攻めの時の「殿」です。
これは、朝倉義景の討伐を企てた織田信長が、越前に攻め入ろうとしたその時に身内の裏切りにあい、金ヶ崎を撤退する話ですが、このときの「殿」を志願したのが後の豊臣秀吉とされています。
劣勢の状況で敵の足止めを行うのですから、まさに生死をかけた役割と言えますね。
現在でも「殿をつとめる」なんて使い方をしますが、生死までいかずとも、非常に大事な局面を左右するような場面で使われたりします。
何事にも、殿をつとめる意気込みで臨んでみるのもいいかもしれませんね!