漢字読み講座

「酷似」「熱り」「菴羅」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「酷似」「熱り」「菴羅」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「酷似」

酷似と書いて、なんと読むか分かりますか?

酷くよく似ている事、というイメージで合っています!

一卵性の双子なんて、非常に酷似していて他人では見分けがつきませんよね。

そのまま(こくに)とは読みません。

さて、「酷似」と書いてなんと読むでしょうか?

「酷似」読み方のヒントは?

「酷似」とは、非常によく似ている事、そっくりな事を指します。

丸パクリしているコピー品など、非常に酷似しており、どこで見分けたらいいのか分からないものも。

逆に作った本人は「酷似」させているつもりでしょうが、似ても似つかないようなものもありますよね。

そちらは俗にいう「類似」ですね。

なんとなく雰囲気が似ている商品の事を「類似品」(るいじひん)といいます。

「酷似」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「酷似」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「こくじ」

です!

 

「似」を(じ)と読ませる漢字は、疑似(ぎじ)や相似(そうじ)もあります。

ぜひ、覚えておきましょう。

2問目はこの漢字!「熱り」

熱りと書いて、なんと読むか分かりますか?

もちろん(ねつり)とは読みません!

熱に関係することで、日常でもよく使う言葉なので聞いたこともあるはず。

さて「熱り」と書いて、なんと読むでしょうか?

「熱り」読み方のヒントは?

熱りとは、残っている熱の事で、熱気や感情や世間の興味や関心などのなごりという意味です。

もっとわかりやすく言うと、

熱りが冷めるのを待つ

でしょうか?

お母さんに怒られた時、世間の注目が集まった時、熱が冷めるまで待つことを「熱りを冷ます」といいます。

また、余熱と書いても同じ読み方ですが、(よねつ)とは読みません。

「熱り立つ」と書けば、(いきりたつ)と読み、「熱」の読み方は沢山あり、どれも聞いたことがあると思います。

悪い意味で世間に注目された時は、熱りが冷めるまで、じっと耐えておくのが得策でしょう。

「熱り」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇り」です。

さて、もうわかりましたか?

「熱り」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

 

「ほとぼり」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

最後はこの漢字!「菴羅」

「菴羅」の読み方をご存じでしょうか?

「菴」は「いおり」という字。「羅」は「ら」や「あみ」と読むことができますが…

もちろん「いおりあみ」や「いおりら」ではありませんよ。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「菴羅」の読み方のヒントはこちら!

  1. カタカナで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 最後の一文字は長音記号の「ー」です。
  3. ひらがな3文字で読んでも正解です。

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「菴羅」の読み方!正解は!?

正解は「マンゴー」または「あんら」です!

南国フルーツの代表格である「菴羅(マンゴー)」は、和名で「菴羅(あんら)」とも呼ばれています。

マンゴーはウルシ科マンゴー属の果樹で、栽培が始まったのは紀元前のインドとのこと。想像以上に昔から栽培されていたんですね。

ヒンズー教では、マンゴーは神の化身とされていたそうです。

そのまま食べてもジュースやプリンにしてもとても美味しいマンゴーは、風邪の予防や疲労回復にも効果的だそうですよ。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!