漢字読み講座

【今日の難読漢字】「祝言」「魃」「火影」「吝い」「能く」ってなんて読む?

今日の難解漢字は

「祝言」

「魃」

「火影」

「吝い」

「能く」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「祝言」です!

「祝言」という言葉が難読漢字なんて信じられない!

楽勝!

そういう人も多いかもしれません。

でも、「しゅくげん」でも「しゅくごん」でもありませんよ。

そう言われると、何と読むのかわからない人でもいるのでは?

さっそく見ていきましょう!

「祝言」の読み方のヒントは?

それでは、ヒントです!

「祝言」の読み方は、ひらがなで「〇〇〇げん」です。

つまり、「祝」と「言」のうち、「祝」の読み方が問題になるわけです。

そこで大ヒント!

「祝」は、音読みで次のような読み方をします。

  1. シュク
  2. ショ
  3. チョ
  4. シュウ

さあ、どの「祝」の読み方を当てはめればいいでしょうか?

考えてみてください!

「祝言」の読み方の答えは・・・

正解は、「しゅうげん」でした!

「祝言(しゅうげん)」とは、漢字の通り「祝いの言葉」を意味する言葉です。

賀詞や祝辞、祝詞と同じ意味です。

さらに、「結婚式」という意味や「祝儀」という意味で使われる場合もあります。

「祝」を「シュウ」と読むのは珍しいですが、「祝言」の他にも「祝着(しゅうちゃく)」や「祝儀(しゅうぎ)」など、「シュウ」と読ませる単語はたくさんあります。

簡単そうで、実は正しい読み方が分かっていない漢字もあるものです。

この機会に正しく覚えられたらいいですね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

2つ目の漢字は「魃」です!

「魃」の読み方をご存じでしょうか?

「鬼」と「戌」に似た漢字が使われていますが「おにい」ではありません。

見たこともないという方が多そうな、珍しい漢字ですね。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「魃」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  2. 長い間雨が降らずに乾燥すること
  3. 「旱魃」も同じ意味で使われます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「魃」の読み方!正解は!?

正解は「ひでり」です!

「魃(ひでり)」とは何日も雨が降らずに日が照り付けて乾燥すること。または魃を起こす神のことをいいます。

雨が降らずに乾燥する状態は一般には「日照り」と書くことが多いため、なかなか難しい読み方ですね。

ヒントの3番にある「旱魃」は「かんばつ」と読み、「魃(ひでり)」と全く同じ意味になります。

「旱魃(かんばつ)」の「旱」の字は「早」に似ていますが、よく見ると「日」の下にあるのは「干」という字です。

実は「旱」も「ひでり」と読むことができるため、「旱魃」は「ひでりで乾燥しきった状態」を強調している熟語だといえるでしょう。

3つ目の漢字は「火影」です!

「火影

これ、何と読むかわかりますか?

 

「な〜んだ、簡単じゃん!」と思ったそこのあなた。

それ、本当に正解の読み方でしょうか?

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「火影」読み方のヒント!

 

「火影」は、普通に読もうとすると「ひかげ」となりませんか?

実はそれだと誤読!

あまりに誤読が多いので、パソコンやスマホの変換でも出るものがあるくらい。

 

実際の読み方は「ひかげ」にとても似ているのですが、

ちょっとだけ違います。

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「火影」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「ほかげ

です!

 

「火影」は、

「灯火によってできる光や、それに伴ってできる影」という意味の言葉です!

 

「夜釣りの火影が海を照らす」

「火影がぼんやりとゆれている」

などの例文で使われます。

 

また、有名な漫画『NARUTO -ナルト-』にも

火影というキャラクターがいるため、

漫画を読んでいた方はすんなり読めたかもしれません。

 

「火」と書いて「ほ」と読むのは、かなりレアケース。

「火筒(ほづつ)」や「火串(ほぐし)」などがあります。

いずれにしてもかなり珍しい言葉なので「火影」が一番使われる漢字かも。

 

レアな読み方こそ、覚えておくとかっこいいもの。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

4つ目の漢字は「吝い」です!

「吝い」って何て読むかわかりますか?

 

現代ではあまり目にしない漢字です。

あまりいい意味ではありません。

 

「吝い人」なんて言われたら、「倹約家」だと言ってほしい!って思うかもしれません。

 

さて、なんと読むのでしょうか?

 

「吝い」の読み方のヒントは?

意味は「けち、しみったれ、金銭や品物などを出し惜しむ様子」です。

 

「吝か」と書くと(やぶさか)と読みます。

「吝」は(けち)と読みます。

 

さあ、何と読むか分かりましたか?

「吝い」の読み方、正解は……

正解は……

 

「しわい」

 

です。

 

「けちな人」「吝い人」(しわいひと)と思われてしまう人がいます。

一方で「節約家」「倹約家」だと言われる人もいますよね。

この違いって一体何なのでしょうか?

 

やはり、他の人に迷惑をかけるかどうかが判断基準なのかもしれません。

 

みんなでお金を出し合うと決めたことに対して、後から自分だけ払わなくていいように理由を言ってくる人がいます。

そんな人に良い印象を持つことはできませんよね。

 

また、自分だけが得をするような方法で「節約」していると正当化する人もいます。

しかし、納得できないと思う人が大半ではないでしょうか。

 

他人に対して思いやりの心を持って生きていきたいですね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

5つ目の漢字は「能く」です!

「能く」の読み方をご存じでしょうか?

「能力」や「技能」などでお馴染みの「能(のう)」ですが、「のうく」と読むのはもちろん間違いです。

日常的によく使われる言葉ですよ。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「能く」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇く」の2文字
  2. 「念を入れて・うまく・巧みに」などの意味
  3. 「テキストを能く読んで理解してください」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「能く」の読み方!正解は!?

正解は「よく」です!

「能(よ)く」には以下のような意味があります。

  • 念を入れて
  • 非常に・はなはだしく
  • うまく・巧みに
  • 喜ばしい場合の「よくぞ」
  • 相手を非難して「よくもまあ」
  • しばしば・たびたび

さらに、「よく」という漢字には「良く/能く/善く/好く/克く」の5種類があり、使い方はそれぞれ微妙に異なります。

「例えば成績がよい」という場合は「良い」を使い、「よい行いをする」には「善い」を使います。

ただし明確な決まりはなく、文章の前後関係やシーンに応じて使い分ける場合が多いでしょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!