漢字読み講座

【今日の難読漢字】「椒」「還俗」「放縦」「峙つ」「発く」ってなんて読む?

今日の難解漢字は

「椒」

「還俗」

「放縦」

「峙つ」

「発く」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「椒」です!

「椒」と書いて、なんと読むか分かりますか? なんと(しょう)以外にも読み方があります! さあ、なんと読むでしょう?

「椒」読み方のヒントは?

ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。 ある食べ物の名前です。普段食べることはあまりなく、 ちょっといいお店で目にしたりする、という人が多いのではないかと思います。 何か思い当たるものはあるでしょうか?

「椒」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「は」です。 赤くて長細く、焼き魚に添えられることが多いです。 和食が好きな人ならピンとくるかもしれませんね。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「椒」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「はじかみ」
です!

はじかみは葉生姜の一種で、料亭で出てくる料理のあしらいとして 添えられていることが多い食べ物です。 見たことはあるけど名前は知らなかった!という方も少なくないのでは ないでしょうか。 甘酢で漬けられているため、ひとくちかじると生姜由来のピリッとした辛味と、 調味液の甘酸っぱさが口いっぱいに広がり、とてもさっぱりしますね。 脂っこい焼き魚や肉料理にもぴったりで、個人的には紅生姜の高級版だと 思っています。今まで避けていた方も、次はぜひメインの料理の合間に ひとくちかじってみてくださいね。

2つ目の漢字は「還俗」です!

「還俗」の読み方をご存じでしょうか?

素直に読むと「かんぞく」ですが、もちろん間違いです。

「還」も「俗」も日常的によくみかける漢字ですが、熟語になると見たことが無いという方も多いのでは?

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「還俗」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
  2. お坊さんが普通の人に戻ることをいいます
  3. 「還俗して結婚した」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「還俗」の読み方!正解は?

正解は「げんぞく」です!

「還俗(げんぞく)」とは「僧侶が僧籍を離れて俗人にもどる」という意味で、「復飾(ふくしょく)」や「帰俗(きぞく)」と呼ぶ場合もあります。

また、「還俗」は罪を犯した僧侶が俗人に帰されることをいい、「帰俗」は自らの意思で俗人にもどることをいう場合もあるようです。

「還俗」は仏教用語になりますが、日本ではキリスト教などの宗教でも、同じ意味で使われています。

3つ目の漢字は「放縦」です!

「放縦

これ、何と読むかわかりますか?

 

漢字自体は難しくありませんが、組み合わせると見慣れないかも。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「放縦」読み方のヒント!

 

「放縦」は、よ〜く考えると読める漢字です!

 

「放」は「放送」や「追放」などと同じ読み方、

「縦」は「縦横」や「操縦」などと同じ読み方です。

 

もちろん「ほうたて」ではないですからね!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「放縦」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「ほうじゅう

です!

 

「放縦」は、

「勝手気ままにふるまうこと」という意味の言葉です!

 

「大学に入学して放縦な生活になってしまった」

「放縦な発言が反感をかっている」

など、わがままな振る舞いなどを揶揄して使われることが多い言葉。

 

類語には「恣横(しおう)」という言葉があります。

こちらも「わがまま」という意味で、

この2つをくっつけた「放縦恣横」という四字熟語もあります。

意味も「わがまま放題」という意味になります。

 

会話の中で使われることよりも、新聞や小説などで使われることが多く、

太宰治や芥川龍之介の作品などではよく見かけます。

覚えておくとスムーズに読めるようになりますよ。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

4つ目の漢字は「峙つ」です!

「峙つ」って何て読むかわかりますか?

「峠」(とうげ)という時に似ていますが違います!

「山」が付いていますので、山をイメージして考えてみてくださいね!

 

さて、なんと読むのでしょうか?

「峙つ」の読み方のヒントは?

意味は、大きく分けて3つあります。

  1. そびえたつ
  2. じっと動かずにいる
  3. たくわえる

さあ、何と読むか分かりましたか?

「峙つ」の読み方、正解は……

正解は……

「そばだつ」

 

です。

 

「峙」を使った熟語に「対峙」があります。

「山などが向かい合ってそびえたつこと」という意味です。

 

「対立している人や軍勢などが、向かい合ったまま動かないこと」にも使います。

プロレスなどの格闘技でも「試合前に対峙する」などと表現する場合もありますね。

 

また「日記を書いて自分と対峙する」という使い方をする場合もあります。

忙しくて、自分のことをかまってあげられないという人もいるかもしれません。

しかし、一生付き合っていくのは自分です。

たまには自分の事を振り返ってみませんか。

意外な気づきがあるかもしれません。

 

心や体が疲れていたら、たまにはリフレッシュすることも大切です!

自分に対して優しくしてあげてくださいね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

5つ目の漢字は「発く」です!

「発く」の読み方をご存じでしょうか?

「発」という字は小学3年生で習うお馴染みの漢字ですが「出発(しゅっぱつ)」「発生(はっせい)」など、もっぱら熟語で使います。

送り仮名をつけることは滅多にないので、読めない方が多いかもしれません。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「発く」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇く」の3文字です
  2. 他人の秘密や悪事を探って公にすること
  3. 「探偵は彼らの企みを全て発いた」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「発く」の読み方!正解は!?

正解は「あばく」です!

一般には「暴く」と表記されることがほとんどなので、ヒント無しで正解できた方は少ないのではないでしょうか。

「発く」は本来「土を掘って中のものを取り出す」という意味ですが、人の秘密や悪事を暴露するという意味の「暴く」と同じ意味としても使われています。

また「発く/暴く」には「ずたずたに切る」という意味もあるので、覚えておきましょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!