漢字読み講座

「毬杖」の読み方は?「まりつえ」ではありませんよ【難読漢字】

「毬杖」の読み方をご存じでしょうか?

見たまま読むと「まりつえ」ですが、もちろん間違いです。

「毬」の他の読み方といえば「きゅう」、「杖」は「じょう」…

しかし「きゅうじょう」でもありませんよ。

かなり読み難いこの熟語。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「毬杖」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
  2. 平安時代に盛んに行われた遊び
  3. 「毬」は「ぎっ」と読みます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「毬杖」の読み方!正解は!?

正解は「ぎっちょう」です!

「毬杖(ぎっちょう)」とは、木製の長い柄のついた槌 (つち)で木製の毬を打ち合う遊びで、平安時代に流行したホッケーのようなゲームです。

江戸時代にはあまり遊ばれなくなったため、現在ではルールもはっきりとはわかっていません。

しかし「年中行事絵巻」と呼ばれる絵巻物には、正月に毬杖をして遊ぶ子供たちの姿が残っているということです。

ネットで検索すると「毬杖」で使われた槌を再現したものの写真が出てきますが、確かにホッケーのスティックのような形をしています。

場所は違っても、世界には同じようなゲームが存在すると思うとなんだか不思議な気がしてきますね。

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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!