今回は「駿馬」「悪む」「叱正」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか？
目次
1問目はこの漢字から！「駿馬」
「駿馬」の読み方をご存じでしょうか？
「駿足（しゅんそく）」などに使われる「駿（しゅん）」に「馬」と合わせて「しゅんば」と読むことができますが、もうひとつの読み方があります。
もちろん「しゅんうま」と読むのは間違いですよ。
では一体何と読めば良いのでしょう…
さて、あなたにはもうひとつの正しい読み方がわかりますか？
「駿馬」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 「馬」を音読みすると「バ」「マ」「？」
- 「駿」は「しゅん」と読んでOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「駿馬」の読み方！正解は！？
正解は「しゅんめ」です！
「しゅんば」と読む場合もありますが、一般には「しゅんめ」と読まれることが多いといえるでしょう。
「駿馬（しゅんめ）」とは、「足の速い優れた馬」のことをいいます。
「馬」を「バ」や「マ」と読むのはよく知られていますが「メ」という読み方はかなり意外だったのではないでしょうか？
以下は「駿馬」を用いた例文になります。
- あの馬は素晴らしい駿馬だ
- 最高の駿馬に出会えた
- 駿馬に鞭打たず
「駿馬（しゅんめ）」は日常ではあまり使われない言葉ですが、この機会にぜひ覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字！「悪む」
「悪む」の読み方をご存じでしょうか？
パッと見た印象でつい「あくむ」と読んでしまいそうですが、もちろん間違いです。
当然ですが「わるむ」でもありませんよ…
しかしその読み方は、日常的によく耳にする言葉のひとつです。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか？
「悪む」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇む」の3文字
- 強い不快感をいだくこと
- 「悪臭を悪む」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「悪む」の読み方！正解は！？
正解は「にくむ」です！
「悪む（にくむ）」とは、「人の言動などに強い不快感をいだくこと」をいいます。
一般には「憎む」と書くため、なかなか読み辛いですね。
辞書などでは「憎む」も「悪む」も同じ意味として扱われているようですが、ニュアンスには若干の違いがあります。
「憎む」は、単に嫌うというより「恨む」という深い感情が込められているように感じます。
しかし一方の「悪む」は「嫌う」という感情が強く、ヒントの3番に示した「悪臭を悪む」のような使い方がされる場合が多いようです。
微妙なニュアンスの違いなので必ずしもそうとは限りませんが、参考までに。
最後はこの漢字！「叱正」
「叱正」の読み方をご存じでしょうか？
「叱責（しっせき）」の「叱（しつ）」という字に「お正月」の「正（しょう）」なので「しっしょう」…
と、読んだ人は残念ながら間違いですが、かなり惜しい！？
「叱責（しっせき）」や「叱咤激励（しったげきれい）」など「叱」を使った熟語はいろいろとありますが「叱正」はあまり見かけないかも知れません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか？
「叱正」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 文章などを添削してもらうこと
- 「叱」は「しっ」と読んでOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね
「叱正」の読み方！正解は！？
正解は「しっせい」です！
「叱正（しっせい）」とは、読んで字のごとく「叱って正しくすること」転じて「他人の書いた文章の間違いを遠慮なく指摘すること」という意味になります。
用法としては「ご正お願いします」のように、目上の人に添削をお願いする際に使う言葉です。
「しっせい」という音だけを聞くと「叱声＝叱りつける声」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
「叱正」は日常で使われることの少ない言葉ですが、知らなかった人は大人の教養としてこの機会に覚えておいてくださいね。
