今回の難読漢字は「曲舞」「毬杖」「脆い」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「曲舞」
「曲舞」の読み方をご存じでしょうか?
「曲(きょく)」と「舞踏(ぶとう)」の「舞(ぶ)」で「きょくぶ」。
と読んでしまった方は残念ながら間違いです。
なんと、曲と舞の二文字とも、それとは違った読み方をしますよ。
とはいってもそれほど難しい読み方ではないので、今回は少し考えたら正解できるかも。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「曲舞」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 日本の踊り芸能のひとつ
- 「久世舞」とも書きます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「曲舞」の読み方!正解は!?
正解は「くせまい」です!
「曲舞(くせまい)」とは、南北朝時代から室町時代にかけて盛んだった日本の踊り芸能のひとつ。
「久世舞」「九世舞」と表記される場合もあり、「舞々」「舞」などとも呼ばれます。
曲舞は室町時代以降に衰退したため詳細については不明な部分も多くあり、主に能の曲舞や世阿弥の神楽論を参考に推測が行われているようです。
日本の伝統芸能に触れる機会はなかなか少ないですが、ぜひ知識として覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字!「毬杖」
「毬杖」の読み方をご存じでしょうか?
見たまま読むと「まりつえ」ですが、もちろん間違いです。
「毬」の他の読み方といえば「きゅう」、「杖」は「じょう」…
しかし「きゅうじょう」でもありませんよ。
かなり読み難いこの熟語。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「毬杖」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 平安時代に盛んに行われた遊び
- 「毬」は「ぎっ」と読みます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「毬杖」の読み方!正解は!?
正解は「ぎっちょう」です!
「毬杖(ぎっちょう)」とは、木製の長い柄のついた槌 (つち)で木製の毬を打ち合う遊びで、平安時代に流行したホッケーのようなゲームです。
江戸時代にはあまり遊ばれなくなったため、現在ではルールもはっきりとはわかっていません。
しかし「年中行事絵巻」と呼ばれる絵巻物には、正月に毬杖をして遊ぶ子供たちの姿が残っているということです。
ネットで検索すると「毬杖」で使われた槌を再現したものの写真が出てきますが、確かにホッケーのスティックのような形をしています。
場所は違っても、世界には同じようなゲームが存在すると思うとなんだか不思議な気がしてきますね。
最後はこの漢字!「脆い」
「脆い」の読み方をご存じでしょうか?
一瞬「あやうい」と読んでしまいそうになりますが…
「あやうい」は「危うい」と書くので、間違わないように要注意です。
ちなみに「脆弱(ぜいじゃく)」という言葉があるように「脆」には「弱い」といった意味がありますよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「脆い」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇い」の3文字です
- 壊れやすいという意味を持つ言葉
- 「あの人って涙脆いよね」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「脆い」の読み方!正解は!?
正解は「もろい」です!
「脆い(もろい)」とは、「弱い、崩れやすい」または「心が感じやすい」といった意味です。
日常的によく耳にする言葉ですが、漢字になるとちょっと読み難いといえますね。
以下は「脆い」を使った例文になります。
- このクッキーは脆いので気を付けて包んでね
- 強そうな人ほど意外と涙脆いものです
- 一か月で別れてしまうと脆い愛情ですね
「脆い」は一般的な言葉ですが、意外と読み難かったのではないでしょうか?
ぜひ友達や家族に知っているか聞いて、試してみてくださいね。