今回の難読漢字は「袴」「絡繰り」「御御籤」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「袴」
「袴」の読み方は、もちろん「はかま」です。
それでは、他の読み方を知っていますか?
今回は、けっこう難問です!
「袴」の読み方のヒントは?
1.「袴」をひらがなにすると4文字になります。
2.肌寒い季節は「袴」がありがたいです。
3.「袴」の類義語には「パッチ」「猿股」「股引き」「下穿き」「ズボン下」「すててこ」などがあります。
正解は…
正解は「ももひき」でした!
「袴」の音読みは「コ」、訓読みは「はかま」「ももひき」、漢検準1級11画の漢字です。
日本に「袴(ももひき)」が誕生したのは室町時代といわれていますよ!
長さで分類すると、「パッチ」は足首まで、「猿股」は太ももの上部まで、「すててこ」はひざ下までが目安です。
そういえば、スパッツやレギンスも「袴」の一種といえますね!
「ロングトランクス」「フレンチカルソン」というオシャレな呼び方をすることも。
一方、「袴(はかま)」には、雨袴、雪袴など、用途によっていろいろな種類があります。
肩衣袴(かたぎぬばかま)は、武士の裃(かみしも)の原型。括緒袴(くくりおのはかま)・奴袴(やっこばかま)・指貫袴(さしぬきばかま)は、袴の裾に組みひもを通して足首で結びとめるようにした袴です。
2問目はこの漢字!「絡繰り」
「絡繰り」・・・
「連絡(れんらく)」の「絡(らく)」に「繰(そう)」という漢字に送り仮名の「り」・・・
「らくそうり」?
いいえ、違います!
何と読むのか、早速見ていきましょう!
「絡繰り」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「絡」は、「らく」という音読みのほかに「絡む(からむ)」という訓読みもあります。
「絡む(からむ)」とは、「巻きつく・まといつく」という意味です。
そして「繰」も、「繰る(くる)」という訓読みがあります。
「繰る(くる)」とは、「細長いものを少しずつたぐり寄せる」「順繰りに向こうに送る」という意味です。
「絡(から)む」と「繰(く)り」を続けて読んでみてください!
答えがきっと分かりますよ!
「絡繰り」の読み方の答えは・・・
正解は、「からくり」でした!
「絡繰り」とは、次のような意味がある言葉です。
- 糸やぜんまい、水力などを応用して、精密な細工や仕掛けで色々なものを動かすこと
- 機械などが動く仕組み
- 巧みに仕組まれた計略
「からくり人形」や「からくり時計」などと言いますが、「からくり」に漢字があったなんて知らなかった人もいるのではないでしょうか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「御御籤」
「御御籤」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に「おおせん」と読むのは、残念ながら間違いです。
日常でよく耳にする言葉なのですが、漢字を知っている方は少ないかも…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「御御籤」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 初詣はこれで今年の運勢を占います
- 境内の木に結び付けて帰る人も
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「御御籤」の読み方!正解は!?
正解は「おみくじ」です!
一般にはひらがなで表記されるので、読み方がわからない人も多かったと思います。
しかし、ヒントを読むとほとんどの方が正解できたでしょう。
「御御籤(おみくじ)」とは、初詣などで神社へお参りした際に運勢を占うもの。
くじには縁起の良いものから順に「大吉」「小吉」「吉」「末吉」「凶」「大凶」の6種類があります。
中には「大吉」よりもさらに縁起が良い「大大吉」というくじのある神社もあるそうですよ。
ぜひ一度引いてみたいものですね!