今回のお題は「天汁」「肉桂」「横溢」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「天汁」
「天汁」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(てんじる)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「天汁」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
ある名詞で、ある食べ物を食べる時に使う汁の名前です。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「天汁」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「て」です。
この汁につけて食べることもあれば、ちょっと通っぽく塩だけで食べることもあります。
そして「て」で始まる食べ物というと・・・。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「天汁」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「てんつゆ」
です!
「天汁(てんつゆ)」とは、天ぷらを食べる際につける汁です。
一般的には、だし汁にしょうゆやみりん、砂糖などを加えて、味を調えたものがとなります。
天汁の他にも、天丼、天ざるなど、天ぷらは「ぷら」が省略されがちですね。
天ぷらは寿司にならぶ日本料理の最高峰であることに異論はないかと思いますが、季節ごとに様々な食材を楽しめる料理法ですよね。
肉や魚と違って普段の食事では脇役になりがちな野菜たちが、天ぷらになると一気に主役に躍り出る、これこそがまさに天ぷらの底力です。
もちろんエビやイカなどの魚介系の天ぷらも最高で大好きなんですが、個人的に野菜系で大好きな天ぷらはナスと舞茸です。
春はたらの芽やたけのこも最高ですね。
夏はとうもろこしの天ぷら、秋はさつまいも、冬はれんこん・・・、もう好きな食材をあげだしたらキリがないですね(天ぷらだけに!)。
みなさんの好きな天ぷらはなんですか?
2問目はこの漢字!「肉桂」
「肉桂」
これ、何と読むかわかりますか?
なんだか「多肉植物」のような印象を受けるこの漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「肉桂」読み方のヒント!
「肉桂」は、読み方はとても単純。
頭に思い浮かべた言葉で正解かも?
問題は意味。
実は日本ではお馴染みの、とあるお土産でよく知られるものを表す言葉なんです。
さて、あなたは何と読みましたか?
「肉桂」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「にっけい」
です!
とは言っても、これだけではよくわかりませんよね。
実は「肉桂」には、「にっけい」の言い方が変化した言葉が馴染み深いんです。
それが「ニッキ」!
そう、京都の八ツ橋などでお馴染みの「ニッキ」という意味の言葉なんです!
甘い香りと、爽やかながら強い辛みを感じる独特の風味が特徴。
私は大好きな味なのですが、苦手に感じる方も多いですよね。
ちなみにニッキはシナモンと同義として使われています。
ですが、正しくは日本の肉桂とヨーロッパのシナモンは別の植物。
シナモンは「セイロンニッケイ」という植物を使ったものです。
八ツ橋で使われるのは「ニッケイ」という植物なので厳密に言えば別物なんですよ!
一度覚えると、読みも意味も忘れられない「肉桂」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後はこの漢字!「横溢」
「横溢」の読み方をご存じでしょうか?
「溢」は「益」に似ていますが、「よこえき」と読むのは間違いです。
では一体何と読めば良いのでしょう…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「横溢」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 気力などがみなぎること
- 「横溢する若い力」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「横溢」の読み方!正解は!?
正解は「おういつ」です!
「汪溢」と書く場合もありますが、一般には「横溢」と表記される方が多いでしょう。
「横溢(おういつ)」とは、ヒントにも示したように「気力がみなぎること」や「あふれんばかりに盛んな様子」を表す言葉。
また、「溢」を訓読みすると「溢れる(あふれる)」「溢れる(こぼれる)」などと読むことができます。
「横溢」を使った言葉には「気力横溢」「元気横溢」「生気横溢」などがあり、いずれも血気盛んで気力に満ちた様子が伝わりますね。