今回は「悲壮」「甥姪」「蹲踞」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「悲壮」
「悲壮」と書いて、なんと読むか分かりますか?
ただただ悲しむだけでなく、明るくしている中にも悲しさが見える。
また、悲しい中でも強く凛々しくしていると、なんとなくどこかに影ができ男性にモテることも。
悲壮感のある人は、なんとなく我慢強い雰囲気が出ているので、よく言う事を聞きそうだと思われてしまうのかもしれませんね。
さて、「悲壮」と書いてなんと読むでしょうか?
「悲壮」読み方のヒントは?
「悲壮」とは、悲しい状況の中でも頑張っている様子、悲しい結果が予想されるのに、勇ましいことです。
同じ読み方をする「悲愴」は、ただただ悲しいだけという意味で、こちらはなんだか付き合いづらいですが、「悲壮」は悲しい中でも前向きに頑張っている様子なので、見ている方も応援したい気持ちになってしまいます。
愚痴を言う時にも、最後まで愚痴だけで終わらせるよりも、「それでも私は頑張っていくつもり!」と前向きな一言を添えるだけで、会話を明るく終わらせることができます。
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「悲壮」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ひそう」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「甥姪」
「甥姪」と書いて、なんと読むか分かりますか?
甥(おい)と姪(めい)の事で間違いはありませんが、(おいめい)とは読みません。
ほとんどの人は「甥と姪」「甥や姪」と言っているので、「甥姪」の読み方の方がなじみがないかも知れませんね!
正しい読み方で読んでいる人の方が少ないかもしれません。
さて「甥姪」と書いて、なんと読むでしょうか?
「甥姪」読み方のヒントは?
「甥姪」とは、そのまま甥と姪のことです。
自分や配偶者の兄弟の子どもの事を「甥」「姪」といいます。
最近では他人に言う時「甥っ子ちゃん」「姪っ子ちゃん」なんて言う女性も多いですね。
誰でも『身内の子供はみんな可愛い』なんて思ってしまいます。
はじめて近くで見る赤ちゃんが、「甥姪」だったという人も多いのではないでしょうか?
「甥姪」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「甥姪」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「せいてつ」
です!
知らない人の方が多いので、口にする時は(おいめい)の方が無難かも。
でも、読み方として覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「蹲踞」
「蹲踞」
これ、何と読むかわかりますか?
それぞれの漢字にも見慣れない……と感じる方がいるかも。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「蹲踞」読み方のヒント!
「蹲踞」は、とある道具の名前です。
現代においてはなかなか使う機会がなく馴染みが薄いですが、
現在もお寺や和風庭園では見かけることがあります!
また京都の龍安寺では、これが一つの名物となっています。
こちらは見たことがある方がいるかも。
さて、あなたは何と読みましたか?
「蹲踞」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「つくばい」
です!
「蹲踞」は、
「茶室に入る前に心身を清めるため、石や岩などをくりぬいた手水鉢」のこと!
手水鉢は水が湛えられたもので、手と口を清めるための柄杓がそばに置かれます。
現在は使う機会は少ないですが、
和風庭園などでは装飾の一つとして置かれているのを見かけますよ。
また、先に記述した龍安寺の有名な蹲踞は「知足の蹲踞」と呼ばれています。
水を溜める部分を「口」という文字に見立て、
周囲に字を配して「吾唯知足」という言葉を表現。
「われただたることをしる」と読み、人間の欲を戒める言葉として使われています。
難しい言葉ではありますが、覚えておけばかっこいいこの言葉。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
出典:コトバンク