今回のお題は「中弛み」「草叢」「嵒しい」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「中弛み」
「中弛み」の読み方をごぞんじでしょうか?
「なかゆるみ」と読んでしまいそうになりますが、間違いです。
ちなみに「なか」まではあっていますよ…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「中弛み」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇み」の5文字です
- 途中で緊張がゆるんでしまうこと
- 「講義が長すぎると中弛みしやすい」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「中弛み」の読み方!正解は!?
正解は「なかだるみ」です!
「中弛み(なかだるみ)」とは、途中で緊張がゆるんでだらけてしまうことを言います。
また、取引用語で上り調子にある相場が一時的に横ばいになることを「中弛み」と表現する場合も。
「弛む」と書いて「ゆるむ」とも読めるため、「なかゆるみ」と間違いやすいのですが、この場合は「なかだるみ」が正解。
「中弛み」の類義語としては、「気抜け」「力抜け」「気の弛み」などがありますが、それぞれ少しずつ意味が違うので注意が必要です。
2問目はこの漢字!「草叢」
「草叢」の読み方をご存じでしょうか?
「そうそう」とも読めますが、もっと一般的なもう一つの読み方がありますよ。
たぶん、あなたの家の近くの道路わきや公園、空き地などにもあると思います。
さて、あなたにはもう一つの読み方がわかりますか?
「草叢」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 草が群がって生えている所のこと
- 「公園の草叢でコオロギを見つけた」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「草叢」の読み方!正解は!?
正解は「くさむら」です!
「草叢(くさむら)」とは、ヒントでも示したように草が群がって生えている所で、「叢」の字には「群がる」という意味があります。
また、「叢」だけでも「くさむら」と読むことができますよ。
以下は「叢」を使った熟語です。
叢雨(むらさめ)、叢叢(そうそう・むらむら)、叢雲(むらくも)、竹叢(たかむら)、叢林(そうりん)
いずれも余り耳にしない言葉ですが、この機会に覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「嵒しい」
「嵒しい」を何と読みますか?
山の上に3つの口がありますね…
早速ヒントを見てみましょう!
「嵒しい」の読み方のヒントは?
1.「嵒しい」をひらがなにすると、「〇〇しい」になります。
2.「嵒しい」に関連する言葉は、「急峻」「巌々とした」「難険」などがあります。
3.「嵒しい山道を進んで行きました」のように使います。
正解は…
正解は「けわしい」でした!
「嵒しい」とは、傾斜が急で登るのが困難なこと、危険な事態が予想されるさま、言葉や表情が刺々しい様子などをいいます。
一般的には「険しい」と書かれます。
下部分は山、上部分の3つの口は「ゴロゴロした石」を意味しますよ。
「嵒」の音読みは「ガン・ギン・ゴン・ギュウ・ゴウ」、訓読みは「いわ」「いわお」「嵒しい(けわしい)」、漢検1級、12画の漢字です。
「嵒」という漢字には、大きな岩石、岩の状態という意味があります。
「嵒」は「岩」の異字体です。よく知られた言葉を書き換えてみると…
・嵒盤浴(がんばんよく)
・溶嵒(ようがん)
・思う念力、嵒をも徹す(おもうねんりき、いわをもとおす)
・船頭多くして船嵒に乗る(せんどうおおくしてふねいわにのる)
1文字違うだけなのに、かなりイメージが変わりますね!