漢字読み講座

「金鳳花」「堅魚」「冪冪」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「金鳳花」「堅魚」「冪冪」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「金鳳花」

「金鳳花

これ、何と読むかわかりますか?

 

見た目はなんだかゴージャスな印象がありますが、実際は……?

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「金鳳花」読み方のヒント!

 

「金鳳花」は、見た目からして花の名前ですよね。

実際に花の名前で、北半球に多く生息している植物です。

 

読み方で難しいのは「鳳」ですが、

「鳳凰」という言葉でも使われているので、なんとなく読めるかも?

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「金鳳花」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「きんぽうげ

です!

 

「金鳳花」は、

「キンポウゲ科の双子葉植物の総称」という意味の言葉です!

一般的には、黄色くて小さな花弁の可憐な花を指すことが多いですよ。

ちなみに地域によっては「ウマノアシガタ」「ウマゼリ」とも呼ばれます。

 

ヒントとして出した「鳳凰」の読み方は「ほうおう」です。

「ほう」の読み方が読みやすく変化して「きんぽうげ」となりました。

 

ちなみに可憐な印象のある花ですが、

同じキンポウゲ科には、猛毒の「トリカブト」も属しています!

金鳳花に限らず、毒のある植物は意外に多いもの。

無闇に触ったり食べたりするのはやめておきましょう!

 

読めてしまえば簡単な漢字「金鳳花」。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

2問目はこの漢字!「堅魚」

「堅魚」の読み方をご存じでしょうか?

「堅」は「けん」、「魚」は「ぎょ」と読むことができますが、「けんぎょ」と読むのは間違いです。

日常的によく耳にする言葉ですよ。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「堅魚」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  2. 身近な魚の名前です
  3. 春になると「初堅魚」が北上してきます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「堅魚」の読み方!正解は!?

正解は「カツオ」です!

「堅魚(カツオ)」はスズキ目・サバ科に属する魚の一種で、高知県では堅魚のたたきが郷土料理として有名ですね。

一般には「鰹(カツオ)」と表記するため、読みにくかった方も多いのではないでしょうか。

堅魚は一年に2回旬を迎える魚です。

春になると黒潮に乗って北上してくる堅魚は「初堅魚」と呼ばれ、赤みが多くて引き締まった身が特徴。

また、秋になると南下してくる堅魚は「戻り堅魚」と呼ばれ、脂がたっぷりとのったマグロのトロのような味わいを持ちます。

ぜひ、春と秋それぞれの味わいを楽しんでみてくださいね。

最後はこの漢字!「冪冪」

「冪冪」を何と読みますか?

案外使う機会がありそうな言葉です。

では、早速ヒントを見てみます!

「冪冪」の読み方のヒントは?

1.「冪冪」をひらがなにすると、4文字になります。

2.「冪冪」は、自分の周囲の状況をあらわす言葉です。

3.「今日は冪冪とした空模様で憂鬱ですね」のように使います。

正解は…

正解は「べきべき」でした!

「冪冪」とは、塵や雲が空間一面を覆っている様子をあらわす言葉です。

案外使う機会がありそうですね、これを機会に覚えてみてはいかがでしょう?

「冪」という漢字には、同じ数を何回か掛け合わせた値、覆い(おおい)、被せる(かぶせる)などの意味があります。

同じ数を何回か掛け合わせた値の「冪」は、「aのn乗」「n次のaべき」などとあらわし、べき乗や累乗と呼び、英語では「power」といいます。

冪級数・冪指数・冪集合・冪乗根・冪剰余……数学が得意な人は見たことのある漢字かもしれませんね!

「冪」の上の部分は草冠(くさかんむり)から点を取り除いた「わかんむり」という部首で、カタカナの「ワ」に似ているので名付けられました。

その下にあるのは「幕」ですね。

音読みは「ベキ」「ミャク」、訓読みは「冪う(おおう)」、漢検1級、15画の漢字です。

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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!