今回のお題は「鶴嘴」「方違え」「御盛」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「鶴嘴」
「鶴嘴」と書いて、なんと読むか分かりますか?
鶴の嘴に似た形だからこそ、この名前が付いた事には間違いありませんが、「鶴の嘴(くちばし)」とは読みません。
マインクラフトを知っている人は、よく口にしているんじゃないでしょうか?
さて、「鶴嘴」と書いてなんと読むでしょうか?
「鶴嘴」読み方のヒントは?
「鶴嘴」とは、固い地面やアスファルトを砕くために使う道具です。
小さな道具ではなく、全力で持ち上げて、全力で振り下ろすようなイメージです。
木の根っこなどを掘り起こす時には、必ず鶴嘴が出てくるでしょう。
片方がとがっていたら、もう片方はちょっと幅がある物もあるし、片方しか使えない片鶴嘴もあります。
リアルな鶴嘴を見たことが無いという人も多いと思いますが、言葉は絶対に知っていると思います。
「鶴嘴」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「鶴嘴」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「つるはし」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「方違え」
本日の難読漢字は「方違え」!
知っておけば得する知識ですよ。
「方違え」の読み方のヒントは?
1.「方違え」をひらがなにすると、「〇〇〇〇え」になります。
2.「方違え」は平安時代に行なわれることが多かったそうです。
3.不動産関係の人は知っているかもしれません!
4.『女の家へ方違えにおいでになった場合とは違いますよ。』紫式部「源氏物語」より引用
正解は…
正解は「かたたがえ」でした!
「方違え」とは、自分にとって凶方位の方角に向かう前に、いったん別方角の仮住まいか仮宿で宿泊して凶方位をずらす方法。
「方忌み(かたいみ)」とも呼ばれます。
例
1.今住んでいる場所から見た引っ越し先が南で凶方位
2.今住んでいる場所から見た東か西の方位にあるホテルで一泊する
3.ホテルから見た引っ越し先は南西か南東なので、凶方位ではなくなる
「方違え」は陰陽道や九星術の方位神に基づいた考えで、平安時代は戦の開始や宮廷の政(まつりごと)の際にも行われていたといいます。
よく知られている方位神
・天一神(なかがみ)
・太白(たいはくじん)
・大将軍(だいしょうぐん)
・金神(こんじん)
・王相神(おうそうじん)
大切な面接や取引に赴く際、あなたも「方違え」を意識してみてはいかがでしょうか?
最後はこの漢字!「御盛」
「御盛ってなんて読むんだろう?みせいかな……」
「御盛」の読み方について知りたい方もいますよね。「御盛」という漢字は、あまり書く機会がない方も多いでしょう。
この漢字は一体、なんと読むのでしょうか?
「御盛」読み方のヒントは?
- 御盛の読み方は、ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- 最初の文字は「お」です。
- 御盛の類義語には、「活動的」「活発」などがあります。
上記の3つのヒントをもとに、「御盛」の読み方を考えてみましょう。
「御盛」の読み方、正解は……
正解は……
「おさかん」
でした!
「御盛」とは、何かが活動的である様子を表す言葉です。行動や健康、商売などが活発な様子を表現する際に用いられることがあります。敬意を表す「御」がついているため、尊敬語に含まれます。
また、「御盛」は、異性との交流が熱心なことを揶揄する際にも使われる言葉です。
御盛は、次のように使われます。
「高齢になっても御盛な方々が、地域の活性化に大きく貢献している」
「学会では学者たちが御盛に議論していた」
今回は、難読漢字の「御盛」について解説しました。
「御盛」は難しい字ですが、覚えておいて損はありません。読み方を覚えておくことで、きっと何かの機会に役立ちますよ!
ここで身に付けた知識を、ぜひ今後に役立ててください。