「挙る」
「挙手(きょしゅ)」という言葉のイメージから「あげる」と読んだ人が多いのではないでしょうか。
でも「挙げる」の送り仮名は「げる」ですよね。では何と読むのでしょう。
「挙る」読み方のヒントは?
「挙る」は残らず集める、すべてを揃えるという意味です。
類語は
「一切合切」
「全部」
「何もかも」
などが挙げられます。
「挙る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「こぞる」
です!
「町中の人が挙ってその花を見に来ている」
「この事件は新聞各社が挙って報道した」
のように使います。
「もろびとこぞりて」というクリスマスソングを聞いたことがあると思いますが、この「こぞりて」を漢字で書くと「挙りて」です。
「もろびと」は「諸人」なので、多くの人々が残らず集まっている様子を表しています。
のちに言葉が変化して「挙って(こぞって)」という言い回しも使われるようになりました。今ではこちらの言い方の方がよく耳にしますね。
クリスマスの時期になったらこの漢字を思い出してください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!