今日の難読漢字は
「十八番」
「円規」
「蕃茄」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「十八番」!
これだけ簡単な漢字、ストレートに「じゅうはちばん」って思わず読んでしまいそうですが、ここは難読漢字の問題!やっぱり違う読み方でお願いします。
では、何の番号かというと起源をたどれば正解が見えてくるんですが、分かりますか?
今回は読み方だけでなく、この番号についても触れていきたいと思います。
この「十八番」、いったい何と読む?
「十八番」の読み方のヒントはコレ!
単純な番号の「1番、2番・・・18番」ではありません。
カタカナで「〇〇〇」の3文字です。
「十八番」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「オハコ」です!
読み方が分かれば、何となく耳にした方も多いのではないでしょうか。
よく使われるシチュエーションとしては、やっぱりカラオケでしょう。
年配の方から若い方も使う言葉だと思いますが、「やっぱり最後はオハコのこの曲で!
」といった具合ですね。
「オハコ」とは、「御箱」を表し、「得意の」という意味があります。いわゆる「御家芸(おいえげい)」のことですね。
また、歌舞伎界で市川家は300年以上の歴史をもつ名家でもありますが、1832年(天保3年)、七代目の市川團十郎(いちかわだんじゅうろう)により、得意な演目を18個集めた「歌舞伎十八番」が定められたことにも由来しています。
どの世界でも、どの分野でも自分の「十八番」があると自身がつきますね!
次の難読漢字は「円規」!
「円」に「規律」の「規」と書く「円規」。
普段、あまり見ない漢字ですし、音読みしても「えんき」で、想像がつかないですね。
今回の漢字の読み方はかなり難しいですが、それぞれの漢字の意味から推測すれば、もしかして正解にたどり着けるかもしれませんよ。
ヒントも参考に、「円規」の読み方を考えていきましょう!
「円規」の読み方のヒントはコレ!
通常、カタカナで書き、「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント➁ 小学校高学年にもなれば、必ず学校で使う文房具です。
「円規」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「コンパス」です!
言わずと知れたコンパスは、漢字で書くと「円規」。
「円規」は、ずばり円を描いたり、線分の長さを移すのに用いる文房具ですね。
2本の脚がついたような道具で、1本の先端には針が、もう片方には鉛筆がセットできるようになっていて、初めて学校で配られたときにはワクワクしたのを覚えています。
もともと、「コンパス」の語源は昔のオランダ語の「kompas」でしたが、現代のオランダ語では「方位磁針」のことです。
そのため、本来の用途は円を描くための道具ではなく、海図などで重宝する「現在地とそこから等しい距離を維持して進む」ためのものであったことが分かりますね!
最後の難読漢字は「蕃茄」!
「蕃茄」は「ばんか」とも読み、このままでも通じる方は「野菜ソムリエ」の方とお見受けします。
この、「ばんか」改め「蕃茄」は、普段あまり見ない漢字なのでかなり難しいと思います。
2文字目の「茄」は、「ナス」とも読みますが、これに気付いた方は少し正解に近づいたかも!?
そんな「蕃茄」、少し難しい漢字ですがあなたは読めますか?
「蕃茄」の読み方のヒントはコレ!
これはナスと同様、夏野菜です。
上から読んでも、下から読んでも・・・!
「蕃茄」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「トマト」です!
トマトというと、日本ではナスやきゅうりと共に昔から馴染みのある野菜ですよね。
それ以外にも、パスタやピザといったイタリアンでも定番の野菜という感じがしますが、何とその起源は南アメリカのアンデス山脈高原地帯のナス科の植物なんです!
原産地も意外ですが、トマトがナス科というのも意外ですね。
ちなみに、トマトの起源である南米には「ナスカ」という地名がありますが、「ナス科」とは関係ありませんwww
トマトは英語読みですが、その語源となるのはやはり南米メキシコの土語であるナワトル語。もともとは、「ホオズキの実」や「膨らんだ果実」を意味する「トマトゥル」に由来するんだそうです。
現在ではあらゆる国で、たくさんの料理に使われる「蕃茄」。今夜のメニューは「蕃茄」づくしのピザで決まりです!