今回は「兄姉」「五里合鮪川」「呉呉」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「兄姉」
「兄姉」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「兄弟」は(きょうだい)、「兄妹」は(けいまい)、「姉妹」は(しまい)。
そして下に弟と妹が居る時は「弟妹」(ていまい)といいます。
その逆で、末っ子から見れば「兄」と「姉」が居る場合もありますよね。
そんな時に「兄姉」といいます。
さて、「兄姉」と書いてなんと読むでしょうか?
「兄姉」読み方のヒントは?
「兄姉」とは、そのまま兄と妹のことです。
お兄ちゃんが二人なら「兄が二人」、お姉ちゃんが二人なら「姉が二人」。
三人全員同性なら、「三人兄弟」「三人姉妹」といいますよね。
最近は四人兄弟、四人姉妹も珍しくなりましたが、昔は子どもが多かったから「兄妹」や「弟妹」なんて言葉ができたのでしょう。
しかし最近では一人っ子の方が多いかもしれません。
「兄姉」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
はじめのヒントでわかった人も多いのでは?
さて、もうわかりましたか?
「兄姉」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「けいし」
です!
ちなみに姉と弟の時は「姉弟」(してい)といいます。
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「五里合鮪川」
「五里合鮪川」という地名を知っていますか?
漢字が5文字も並んで、住所を書くだけでも一苦労しそうな地名ですよね。
読み方も難しい!
「ごりあいまぐろかわ」?
残念ながら、不正解です。
正しい読み方は何か?
さっそく見ていきましょう。
「五里合鮪川」の読み方のヒントは・・・?
それでは、ヒントです。
「五里合鮪川」の「五里合」は「いりあい」と読みます。
そして「五里合鮪川」の読み方は、ひらがなで「いりあい〇〇かわ」となります!
残るのは「鮪」の読み方ですが・・・分かるという人も押いのではないでしょうか?
「魚」へんに「有」で、「まぐろ」ですよね。
確かに「鮪」は「まぐろ」と読みますが、「五里合鮪川」の「鮪」は別の読み方をするんです。
「鮪」の「まぐろ」以外の読み方、考えてみてください!
「五里合鮪川」の読み方の答えは・・・
正解は、「いりあいしびかわ」でした!
五里合鮪川は、秋田県男鹿市にある地名です。
地域内を流れる川はもちろん、「鮪川(しびかわ)」です。
クロマグロ(別名本マグロ)は、別名「しび」と呼ばれているのです。
「しび」と呼ぶのは主に、丹波や舞鶴地方なんだそうですよ。
五里合鮪川の鮪川は、もちろんクロマグロが泳ぐことはありませんが、鮭が遡上する美しい川だそうです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「呉呉」
「呉呉」の読み方をご存じでしょうか?
「呉」は「ご」とも読めますが「ごご」と読むのは間違いです。
「こんな言葉あるの?」と思うかもしれませんね。
しかし意外なことに、日常的に使う言葉なのです。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「呉呉」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 念を押すときに使う言葉
- 呉呉も忘れ物のないようにお願いします
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「呉呉」の読み方!正解は!?
正解は「くれぐれ」です!
「呉呉(くれぐれ)」とは念を押すときに使う言葉で、「呉呉もご注意ください」「呉呉も遅刻のないように」などの言い方はよく耳にします。
しかし一般にひらがなで書くため、漢字の表記はほとんどの方が知らなかったのではないでしょうか。
日常で使う言葉なのに、漢字にすると途端に難しくなる言葉の一例だといえます。
他に「呉」を「くれ」と読む例としては、広島県の「呉市(くれし)」が有名ですね。
出典:コトバンク