今回は「残渣」「茹る」「滴滴」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「残渣」
「残渣」
これ、何と読むかわかりますか?
一見難しそうに見えるこの漢字。
読み方も意味もわかればすごい!
さあ、あなたは何と読みましたか?
「残渣」読み方のヒント!
「残渣」は、実験などでも使われる言葉。
理系の方は論文の参照や執筆で、馴染み深いかもしれませんね。
ちなみに「ざんしょう」などではありませんよ!
さて、あなたは何と読みましたか?
「残渣」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ざんさ」
です!
「残渣」は、
「ろ過した後に残ったかす」という意味の言葉です!
とはいっても、理科・物理の実験から遠のいてしまった大人にとっては、
使い所がわからない言葉かもしれません……。
例文としては
「フラスコの底部に溜まった残渣の成分を分析する」
「日本酒の製造工程で出る残渣は、酒粕として活用されている」
などがあります。
どちらかといえば、研究論文や説明文など堅い文章に使われる用語です。
ちなみに「残渣が残る」と使ってしまいそうになりますが、
これは「頭痛が痛い」と同じような重複表現となってしまいます。
読み方だけではなく、使い方にも注意しましょう!
文章表現の一つとして、知っておいて損のない言葉「残渣」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
2問目はこの漢字!「茹る」
「茹る」の読み方をご存じでしょうか?
「ゆる」と読んでしまいそうになりますが、それは間違い。
日常でよく耳にする言葉ですが、漢字で書くことは珍しいので読めない方も多いかも…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「茹る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇る」の3文字です
- 暑さでぐったりとすること
- 「猛暑で茹るような暑さが続く」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「茹る」の読み方!正解は!?
正解は「うだる」です!
「茹る(うだる)」とは、ヒントで示したように「暑さでぐったりとすること」をいいます。
また「疲れたり酔ったりしてフラフラになる」ことも「茹る」と言いますが、ほとんどは暑さでぐったりした場合に使われる言葉ですね。
「茹る」という表現は、特に夏場になると日常会話やテレビニュースなどでしょっちゅう耳にします。
漢字でも読み書きできるように、この機会に覚えておいてくださいね。
最後はこの漢字!「滴滴」
「滴滴」の読み方をご存じでしょうか?
「一滴(いってき)」の滴なので「てきてき」と読むのも間違いではありません。
しかし、今回は「てきてき」以外の読み方を正解とします。
さて、あなたには「てきてき」以外で正しい読み方がわかりますか?
「滴滴」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- オノマトペのひとつ
- 「冷汗が滴滴と流れ落ちた」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「滴滴」の読み方!正解は!?
正解は「たらたら」または「ぽたぽた」です!
「タラタラ」「ポタポタ」のようにカタカナを使う場合も多いですね。
「滴」には「したたる」「流れ落ちる」という意味があるため、「滴滴(たらたら)」と重ねることでその状態が続くことを表しています。
このように、擬音やものの状態を表す言葉のことを「オノマトペ」と呼び、日本語には数多くのオノマトペが存在します。
「きらきら」「がつがつ」「どんどん」「がちゃん」「どかん」など、その場の雰囲気を表すのに、オノマトペは非常に便利ですね。
出典:コトバンク