「覗う」
何と読むかわかりますか?
部首が「見」のため、視覚に関係した言葉です。
「のぞく」という読み方もありますが…
送り仮名が「う」の場合、「のぞう」とは読みません。
「覗う」の読み方のヒントはコレ!
読み方のヒントを2つご紹介します。
- ヒント1:「覗」は、部首「見」+穴を意味する「司」から成る漢字
- ヒント2:「穴のなかを見ようとするさま」の意味を持つ漢字
そろそろわかりましたか?
「覗う」の読み方!正解は…?
「覗う」の読み方、正解は……
「うかがう」です!
正解できた人も多いのではないでしょうか?
ちなみに「覗う」の意味は、
「そっと探るように見る」「覗いて様子を見る」です。
「覗う」と「伺う」「窺う」の意味は同じ?
「うかがう」という読み方をする漢字は、ほかにもあります。
「覗う」「伺う」「窺う」
これらの同音異義語は何が違うかわかりますか?
「覗う」と「伺う」の比較
「10時に伺います」のような言い回しがありますが、
「覗う」と「伺う」は違うのでしょうか?
その違いを簡単にまとめてみました。
- 「覗う」…様子や顔色を「見る」こと
- 「伺う」…「聞く」「行く」の謙譲語
「覗う」は、「見て確認すること」だと覚えておくと良いですね。
「覗う」と「窺う」の比較
「覗う」と「窺う」も、同音異義語ですが、違いはほとんどありません。
どちらも「そっと様子を見る」という意味です。
とはいえ、厳密に使い分けることもできるため、用例を見てみましょう。
- 「覗う」…チャイムが鳴ったので、ドアスコープから様子を覗う
- 「窺う」…上司の機嫌が悪いので、様子を窺うことにした
つまり、
穴から見る場合は「覗う」、直接見る場合は「窺う」
このようなルールで使い分けることができます。
漢字の由来や使い方について見ていくと、とても面白いですよね。