漢字には似たもの同士の字がたくさんありますよね。
「日」と「曰」、「己」と「巳」と「已」などなど……。
今回は上記の漢字よりももっと見分けづらい漢字を見つけました!
その漢字というのが……
「杮」
こちらです。
「かき」ではありません。
この字がなんて読むのか、今日は考えてみましょう。
「杮」読み方のヒントは?
この漢字には、材木を削ったときに出る切りくずなどの意味があります。
「杮」の読みが同じで「木屑」と書かれることもありますね!
日常的には「杮落とし」と使われることが多く、それ以外の用法はほとんど見られません。
「杮落とし」とは、新しく建てられた劇場やコンサートホールなどで行われる初めてのイベントのことを指します。
「推し俳優が新宿の新しい劇場の杮落とし公演に出るらしい!」
のように使いますよ。もうおわかりですね!
「杮」の読み方、正解は……
「杮」の正解は……
「こけら」です!
正直、デジタルの小さな文字では違いがわかりづらいですよね。
しかしフォントによっては、しっかりと差異が設けられています。
気になる方は、MSP明朝やメイリオなどのフォントでご確認くださいね。
ちなみに「柿(かき)」の画数は9画で、「杮(こけら)」は8画と、明確な違いがあります。
「杮(こけら)」はつくりの部分(市)の縦棒が1画なのですね!