「所謂」
所(ショ)と読む漢字が入っているため、「しょせん」と読んでしまいがちなこの漢字。
しょせんは漢字で「所詮」と表記します。
それでは、「所謂」は何て読むのでしょうか?
「所謂」読み方のヒントは?
この言葉は、「世間一般でいうところの」「俗に言う」という意味で使われます。
類語には、
「言うなれば」
「言わば」などが挙げられますね。
最後にヒントをもう一つ。
この漢字は「い」から始まるひらがな4文字です。
そろそろわかりましたか?
「所謂」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「いわゆる」
です!
「所謂大物と言われる芸能人は、若いころ苦労した人ばかりだ。」
「私のお母さんは所謂、肝っ玉母ちゃんと呼ばれる部類だろう。」
などのように使います。
ではなぜ、
- 所 (読み方)ショ・ソ・ところ
- 謂 (読み方)イ・いわ(れ)・いい
という読み方の、この2つの漢字を合わせると「いわゆる」と読むのかというと…
所謂は2字以上の漢字を1語の日本語として読む、熟字訓に分類されます。
身近な言葉だと、「昨日(きのう)」「流石(さすが)」などが同じく熟字訓読みです。
そのため、漢字1つ1つを見ても読み方にはつながりません。
「所謂」は、熟字訓読みで「いわゆる」だ。
と、覚えてしまってくださいね。