「行脚」
普段からよく見かける二つの漢字。
「修行(しゅぎょう)」「健脚(けんきゃく)」などのように使われることが多いことから、「ぎょうきゃく」と読んでしまった方も多いのではないでしょうか。
「行脚」読み方のヒントは?
ヒントは、「ある目的のために巡り歩くこと」を表す言葉です。
また「修行のために、僧侶が諸国を歩き回ること」を指す、仏語でもあります。
「雲水行脚」という4字熟語が有名ですね。
類語には
「巡覧」「ツアー」などが挙げられます。
「行」という字の読み方をすべて思い出せれば、おのずと答えがでてきますよ。
「行脚」の読み方、正解は…
正解は……
「あんぎゃ」
です!
「支援者に感謝の気持ちを伝えるため、全国行脚をおこなった。」
などのように使います。
「行」を「あん」と読むことを知らなかった人にここで豆知識。
「あん」という読み方は唐音と呼ばれ、江戸時代初期の唐(中国)の発音が元になっています。
ちなみに「行」の読み方一覧はこちら。
【音読み】
・コウ … 実行、横行など
・ギョウ … 修行、行事など
・アン … 行脚、行灯(あんどん)など
【訓読み】
・い(く) … 行くなど
・ゆ(く) … 行く、行方など
・おこな(う) … 行うなど
よく使う漢字なので、この機会にしっかり覚えてくださいね!