睡眠の質を上げる

「タバコと睡眠の関係性とは」眠れない原因はタバコのせい?

「朝起きても目覚めが悪い」
「眠りたいのに眠れない」
「寝ているのも日中眠くて仕方がない」
など睡眠の悩みはつきません。睡眠の悩みは、人それぞれ…。思い当たるところから改善  していく必要があります。

例にあげると「タバコ」
えっ?タバコが、睡眠に影響するの?と思う方もいるでしょう。

実は、喫煙者と喫煙しない人を比べると、喫煙者の方が寝付くまでに時間がかかると言われています。今回は、睡眠不足とタバコの関係性について説明させていただきます。

睡眠不足とタバコの関係性

タバコを吸うと睡眠にどんな影響を及ぼしてしまうのでしょうか。

タバコに含まれるニコチンは、カフェインに似た働きをもち、中枢神経を刺激させ、興奮状態にしてしまうことから睡眠の質を低下させてしまいます。また、タバコを摂取することにより寝つきが悪くなったり、浅い眠りになるため、夜中に何度も目が覚めてしまう可能性があります。

睡眠と禁煙

禁煙すると体内のニコチン濃度が減少し、中枢神経への刺激が減少します。禁煙を始めてすぐは、タバコが吸いたくなったり、イライラや味覚に変化が起こることもあります。また、体内からニコチンが抜けてくると眠気が起こることもありますが、それぞれの体の変化は、体からニコチンが抜けていく証拠です。良質な睡眠や健康維持につなげていくためには、禁煙することはとても重要なことなのです。

タバコが吸いたくてたまらないとき

もし、タバコが吸いたくなったり、集中力の低下や眠気に襲われた時は、以下の方法を試してみましょう。

  • ガムや飴を食べる
  • 冷たい水やお茶を飲む
  • 歯磨きやうがいをする
  • 仮眠をとる
  • 軽い運動やストレッチをする
  • ゆっくり深呼吸をする

『禁煙で寿命にも変化が期待できる』

禁煙することは、睡眠の質を上げる他に健康改善につながります。禁煙は、早ければ早いほど効果があり、34歳までに禁煙することでタバコを吸わない人と同様の寿命が期待できると言われています。

また、年齢にかかわらず、禁煙することで寿命が長くなることがわかっています。

禁煙するとなぜ太るの?

タバコをやめると、よく太ると言われていますが、喫煙中は、ニコチンが脂肪の分解を促進することで基礎代謝が上がります。禁煙することでイライラして、食欲が増加したり、ニコチンの量が減ってしまい、基礎代謝が低下することで太りやすくなります。しかしこれらは一時的なものなのでだんだん落ち着いていきます

禁煙するメリット

禁煙することで、他にもたくさんのメリットがあります。以下のメリットが挙げられます。
・寝つきがよくなる
・目覚めがよくる
・食事がおいしく感じる
・咳や痰が出なくなる
・顔色がよくなる
・運動しても息切れがしなくなる
・胃の調子が良くなる
・集中力が上がる
・イライラしなくなる
などの効果がタバコをやめることでたくさんのメリットがあります。

まとめ

今では、喫煙できる場所も限られている中、禁煙する人も増えてきています。禁煙することで睡眠の質を上げることができ、健康維持につながることで寿命をのばす効果も期待できます。ストレス社会で禁煙する事はとても大変なことですが、すっきりと目覚めの良い朝を迎えるために禁煙をおすすめします。