今日の難読漢字は
「右ける」
「微睡む」
「欠氷」
の3つです。早速いってみましょう!
目次
まず最初の難読漢字は「右ける」!
「右ける」
「右」という生活の中でよく見かける漢字。「みぎ」の他にも「左右(さゆう)」の「ゆう」で「ゆうける」でしょうか。「右折(うせつ)」の「う」で「うける~!」というわけでもありません。
「右ける」読み方のヒントは?
ヒントは、誰かを補助したり力を貸すことを表す時につかいます。
類語としては
「手伝う」
「救う」などが挙げられます。
「右ける」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「たすける」
です!
主に神仏や自然が救ってくれる場面で使われますが、現在は「佑ける」や「祐ける」を使うことが多くなっています。
「たすける」という漢字は「助ける」が一般的です。他にも「扶ける」「救ける」「援ける」「輔ける」「援ける」などなんと13の漢字があります。
ちなみに「左ける」でも読み方は同じく「たすける」です。右手だけではできないことを左手が補助してできるようにすることから、助け合う意味でどちらも同じ読み方となります。
「右」と「左」では反対の意味にならないのが面白いですね。
次の難読漢字は「微睡む」!
「微睡む」
なんと読むかわかりますか?
「微睡(びすい)」に送り仮名の「む」がつくと、同じ意味でも違う読み方になります。
「微睡む」読み方のヒントは?
ヒントは「ほんのわずかな時間眠る」「寝入る時の様子」を表す時につかいます。
類語としては
「うつらうつらする」
「うとうとする」などがあります。
「微睡む」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「まどろむ」
です!
「徹夜が続いたのでわずかな時間微睡んだ」
「窓辺で暖かい日差しを浴びながら微睡む時間」
などのように使います。
就寝時のようにしっかり眠るのではなく、昼寝や居眠りなど短い時間に浅い眠りにつくような状態の時につかいます。
もともとは目がどろんとしている様子を表し「目(ま)どろむ」でしたが、後に当て字で「微(わずか)」な時間「睡(ねむる)」という漢字を使うようになりました。
ひらがなで書くことが多い言葉ですが知っているだけで少し得意になれますね。
最後の難読漢字は「欠氷」!
「欠氷」
ずっと眺めていると「あれ?漢字の形これで合ってるっけ?」と思わずゲシュタルト崩壊してしまうそうな漢字ですね。
どちらも簡単な漢字ですが、二つ並ぶと読めそうで読めませんよね……。
「欠氷」読み方のヒントは?
ヒントは食べ物です!
夏の定番の、暑い日に食べたくなるようなあの食べ物……。
屋台で、「何味にしようかな」と悩んだ経験をした人も多いと思います。
……もうおわかりですね?
「欠氷」の読み方、正解は……
正解は……
「かきごおり」
です!
さまざまなシロップをかけて楽しむ欠氷は夏祭りの定番メニューですよね。
そんなかきごおりですが、実は現代発祥の食べ物ではありません。
なんと平安時代から食べられていたそうですよ。
今では数百円で気軽に楽しめるかきごおりも、清少納言の時代では高価な食べ物でした。
当時の呼び名は「削り氷」でしたが、『枕草子』にも登場するんですよ。
何気なく食べている夏の風物詩が伝統のおやつだったなんて驚きですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!