今回は「洋灯」「楤の芽」「那波列翁」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「洋灯」
「洋灯」の読み方をご存じでしょうか?
見たまま素直に「ようとう」と読んでもよいのですが、もっと意外な読み方がありますよ。
さて、あなたにはもう一つの読み方がわかりますか?
「洋灯」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 一般にカタカナで書く言葉です
- 揺らめく炎がロマンチック
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「洋灯」の読み方!正解は!?
正解は「ランプ」です!
漢字の意味から推測すると、なるほどと思えます。
冒頭でお伝えしたように「ようとう」とも読みますが、通常はランプと読むことが多いでしょう。
ランプとは「石油を燃料として灯りを灯す照明器具」のことです。
室内やキャンプ場などで温かい光を放つランプは、とてもロマンチックですね。
ちなみに「洋灯」と書いて「ランプ」と読むのは熟字訓と呼ばれる読み方。
熟字訓とは漢字1文字ずつに読み方を当てずに、2文字以上の組み合わせの漢字(熟字)に訓読みを当てる読み方のことです。
この機会に覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字!「楤の芽」
「楤の芽」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(ぼけのめ)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「楤の芽」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇の〇」となります。
ある植物の名前で、季節によってはスーパーで見かけることもあります。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「楤の芽」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「た」です。
ずばり5月上旬ころに採れる、ある木の若芽です。天ぷらにすると絶品ですね。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「楤の芽」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「たらのめ」
です!
タラの芽は、「タラノキ」というウコギ科の落葉低木の新芽のことを指します。
旬は5月上旬ころで、やわらかくて食べごたえのある食感と、ほんのりと感じる苦味が特徴的で、山菜の王様とも言われているとか。
天ぷらにするとその絶妙な食感と苦味が味わえ、タラの芽を最も美味しく食べられる調理法といっていいでしょう。
ゴマ和えにしたり炒めてもおいしいので、油との相性がばっちりな食材といえますね。
元になる木が「タラ」という木だと思われがちですが、正しくは「タラノキ」という名前なのがびっくりですね。
魚のタラと同じ名前の木、というのは誤解みたいです。
最後はこの漢字!「那波列翁」
サッカーの元日本代表選手、「闘莉王」を知っていますか?
そうです!
トゥーリオ選手です。
闘莉王(トゥーリオ)選手は、ブラジル人ですが日本に帰化。
「田中マルクス闘莉王」という日本名で漢字を本人が考えたそうです。
このように、外国名に漢字を当て字するのは、世界の偉人の名前についても同様です。
そこで今回の問題は、「那波列翁」です!
誰の名前を表す漢字なのか?
早速見ていきましょう!
「那波列翁」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
「那波列翁」は、フランス革命勃発後に大混乱に陥っていたフランスの民衆に自由で平等な新社会を構築。
ヨーロッパを征服して、革命以後のフランスを統制した人物です。
ただ非凡な天才がゆえに、「孤高の軍人・皇帝」とも呼ばれています。
『最悪の策とは、ほとんど常に、もっとも臆病な策である』、『一頭の狼に率いられた百頭の羊の群れは、一頭の羊に率いられた百頭の狼の群れに勝る』など、名言も数多く残しています。
分かりましたか?
「那波列翁」の読み方の答えは・・・
正解は、「ナポレオン」でした!
「那波列翁(ナポレオン)」の名言として最も有名なのは、『吾輩の辞書に、不可能の文字はない』ではないでしょうか。
「那波列翁」の漢字のほかに「奈翁」「那破崙」など、ナポレオンを表す漢字はたくさんあるんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!