「神祇」の読み方をご存じですか?
「祇」という字は「祇園」という地名が全国各地にありますが、逆に地名以外であまり見かけない字です。
いったい何と読むのでしょうか?
「神祇」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○ぎ」の3文字
- 音読みです
- 日本古来の宗教に関わる言葉です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「神祇」の読み方、正解は・・・
正解は
「じんぎ」
です!
「祇」という字は「土地のかみ(神)」という意味があります。訓読みは「くにつかみ」になります。
一方「神」は「天のかみ(神)」という意味があり、天の神(あまつかみ)に対する地の神を「祇(くにつかみ)」と言います。文字の意味通り「天地の神々」をあらわす言葉です。
「神祇信仰」
日本には多くの宗教がありますが、その中でも外来宗教(儒教、道教、仏教など)の影響を受ける前に存在していた宗教を「古神道(こしんとう)」と言います。古神道は「神祇信仰」とも言われます。大嘗祭、鎮魂祭など、今でも行われている行事には古神道由来と言われているものがあり、かつては神事を執り行う官司は「神祇官(じんぎかん)」と呼ばれていたようです。
日本文化とは切っても切り離せない「神祇」の読み方を是非覚えておいてくださいね。