「気がつくと寝落ちしてしまっていた」、「仕事をしている最中に寝落ちしてしまった」などそんな経験ありませんか。寝落ちしてしまう時間帯や場所によっては、大きな問題になってしまう可能性があります。今回は、「寝落ち」してしまう原因や対象法について解説させていただきます。
寝落ち
「寝落ち」とは、何かをしている最中にいつの間にか眠りに落ちてしまうことを意味します。そんな寝落ちの原因について3つ挙げてみました。
⑴睡眠が足りていない
普段から多忙な生活をしている方や夜更かしで睡眠不足が重なることで心身の疲労が回復できずに睡眠負債が溜まっている状態が続き、覚醒状態を維持するのが難しくなることで「寝落ち」してしまう原因となります。
⑵睡眠の質の低下
きちんと睡眠を取れているようでも実は睡眠の質が低下している場合があります。睡眠の質が低下してしまうことで熟睡することができずに「寝落ち」の原因になってしまいます。
理想とする睡眠は下記を参考にして下さい。
- 入眠から1時間程度でもっとも深い眠りにつく
- 睡眠のサイクルのうち、ノンレム睡眠は(60~80分)とレム睡眠は(10~20分)が理想的
- ノンレム睡眠(深い睡眠)とレム睡眠(浅い睡眠)のセットを4~5回繰り返す
- 起床するときは、浅い眠り(レム睡眠)で起きる
⑶ストレスの蓄積
日々のストレスや不安が溜まってしまうことは、睡眠の質を低下させてしまいます。夜中に何度も目が覚めてしまったり、睡眠が浅くなったりしてしまい、その結果、睡眠時間を確保することができずに「寝落ち」してしまう原因になります。
寝落ちしないための対処法
寝落ちしないためにはさまざまな対策がありますが、生活に取り入れやすいものを5つご紹介します。
寝具を見直す
枕の高さや布団の硬さなどを見直してみましょう。自分に合った寝具を使うことで睡眠環境や睡眠の質が上がり、日中「寝落ち」しにくくなります。
寝る前ストレッチ
寝る前のストレッチで血行を良くしながら、深部体温を上げることで心地良い睡眠を促してくれます。
首もみストレッチ
- 両手を前に組みながら、そのまま首元まで近づけます。
- 首の後ろに両手を置き、うなじの横のくぼみに親指を当てながら、手をゆっくり上下に動かし首すじをほぐす。(1分程度)
規則正しい食事
食事の栄養バランスを考えながら、規則正しい食生活に心がけいくことで睡眠の質を向上させるポイントとなります。また、食事を摂る時間帯、特に夕食は寝る3時間前に済ませておきましょう。
睡眠の質の向上には、入眠を誘う「メラトニン」というホルモンが大きく関係し、トリプトファンは、メラトニンの生成に欠かせない成分になります。トリプトファンは体内で作ることができないので食生活で摂取するようにしましょう。
トリプトファンは、乳製品や大豆製品・ナッツ・レバーや小麦胚芽・カツオ、マグロ、バナナなどにも多く含まれます。
まとめ
快適な睡眠は、ストレスやホルモンのバランス、自律神経の乱れを解消することができ、「寝落ち」を防ぐことができます。逆に寝ている間も脳が覚醒状態となってしまうことで疲労回復することができずにいると、睡眠不足で日中の眠気を引き起こしてしまい、「寝落ち」の原因となってしまいます。
毎日心地良い睡眠を心がけていくことで「寝落ち」を防ぐことができます。すっきりと清々しい朝を迎えられるように「睡眠にいいこと」を心がけていきましょう。