今日の難解漢字は
「颱」
「霽月」
「媾曳」
「鮎魚女」
「那波列翁」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「颱」です!
「颱」と書いて、なんと読むか分かりますか? なんと(かぜ)ではないのです! さあ、なんと読むでしょう?
「颱」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。 ある気象現象の名前で、季節になるとたびたび日本にやってきます。 何か思い当たるものはあるでしょうか?
「颱」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「た」です。 よく見ると風と台という漢字が組み合わされてできていますね。 風と台・・・といえば? これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「颱」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「たいふう」
です!
漢字の風と台を組み合わせて台風と読む漢字になるとは、そのまんまですね。 台(たい)と風(ふう)でどちらも音読みですが、颱(たいふう)は訓読みなのだとか。 面白いですね。 台風の季節は7月~10月頃の、夏から秋にかけてと言われています。 これまでも大型台風による災害が多く見られましたが、最近では天気予報の精度も 年々向上しており、規模や進路の予測のおかげで、昔よりも事前準備がしっかり できるようになったのではないでしょうか。 これからも正確な情報としっかりした準備で、台風に備えるようにしたいものですね。
2つ目の漢字は「霽月」です!
「霽月」は、天候を表す漢字です。
「霧(きり)」や「霜(しも)」、「霙(みぞれ)」など・・・天候を表す漢字には、雨かんむりがよく使われます。
また、月を表す言葉もたくさんありますよね。
「満月」や「新月」、「半月」など・・・
それでは「霽月」は一体、何と読むのでしょうか?
「霽月」の読み方のヒントは・・・?
「霽月」の読み方は、「〇〇げつ」です!
「霽」の漢字の読み方が問題なんですね。
雨かんむりに「齊(さい)」なので、そのまま読めば「さいげつ」ですが、ちょっと違います。
ここで大ヒント!
「霽」の訓読みは、「霽れる(はれる)」です!
「晴れる」と同じ意味を持っている漢字なのです。
「晴れる」の「晴」の音読みを考えてみてください・・・!
「霽月」の読み方の答えは・・・
正解は、「せいげつ」でした!
「晴れる」は、音読みで「せい」と読みますよね。
「霽」も、「霽れる(はれる)」と読みます。
訓読みでは「サイ」「セイ」と読むので、「霽月」は「せいげつ」と読むのです。
「霽月」とは、雨が上がった後に現われる月のことです。
そのことから、わだかまりがなくさっぱり晴れやかな心境、世の中がよく治まっていることを比喩する言葉としても使われるんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「媾曳」です!
「媾曳」って何て読むかわかりますか?
ひらがな4文字で”○○○○”とよみます。
堂々とできないことを表す漢字です。
特に結婚している人がすると、家庭不和の原因になる可能性があります。
既婚者の方、やっていませんよね!?
「媾曳」は一体何と読むのでしょうか?
「媾曳」の読み方のヒントは?
意味は「人目を忍んで男女二人で会うこと」です。
特に「会うこと自体が周りから許されない状況で、何としても会うこと」を表しています。
昔は、身分の違いなどから許されない恋もありました。
それでも、会いたい気持ちを抑えられないときは、二人で会う約束を交わし、
“○○○○”するのです。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「媾曳」の読み方、正解は……
正解は……
「あいびき」
です!
「媾曳」は「逢引」とも書きます。
どうしても(あいびき)という言葉には、「不倫」のイメージが付きまといますが、
不倫関係でなくとも(あいびき)を使うことができます。
不倫関係ではなくとも、付き合っていることを会社に秘密にしているカップルは、
周りに隠れて会う機会をつくっているので「媾曳」と言えます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
4つ目の漢字は「鮎魚女」です!
「鮎魚女」の読み方をご存じでしょうか?
素直に読むと「あゆさかなおんな」ですが、もちろん間違いです。
どうやら魚の名前のようですね。
釣りが好きな方なら簡単かもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鮎魚女」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- アブラメ、アブラコとも呼ばれます
- 刺身や煮つけにすると美味しい高級魚です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鮎魚女」の読み方!正解は!?
正解は「アイナメ」です!
「鮎魚女(アイナメ)」は、鮎・魚・女の3つの漢字が全て一般的ではない読み方なので、知らない方には、かなりの難問でした。
「鮎並」と書いても「アイナメ」と読みますが、いずれにせよ難読だといえるでしょう。
アイナメは、日本海側や東北地域ではアブラメ、北海道と東北の一部ではアブラコとも呼ばれる、アイナメ族の海水魚です。
大きさは30~40cmですが、まれに60cmを超えるまでに成長することもあるとか。
低水温域に生息するので、北海道や東北以外の地域では11~4月がシーズンになります。
5つ目の漢字は「那波列翁」です!
サッカーの元日本代表選手、「闘莉王」を知っていますか?
そうです!
トゥーリオ選手です。
闘莉王(トゥーリオ)選手は、ブラジル人ですが日本に帰化。
「田中マルクス闘莉王」という日本名で漢字を本人が考えたそうです。
このように、外国名に漢字を当て字するのは、世界の偉人の名前についても同様です。
そこで今回の問題は、「那波列翁」です!
誰の名前を表す漢字なのか?
早速見ていきましょう!
「那波列翁」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
「那波列翁」は、フランス革命勃発後に大混乱に陥っていたフランスの民衆に自由で平等な新社会を構築。
ヨーロッパを征服して、革命以後のフランスを統制した人物です。
ただ非凡な天才がゆえに、「孤高の軍人・皇帝」とも呼ばれています。
『最悪の策とは、ほとんど常に、もっとも臆病な策である』、『一頭の狼に率いられた百頭の羊の群れは、一頭の羊に率いられた百頭の狼の群れに勝る』など、名言も数多く残しています。
分かりましたか?
「那波列翁」の読み方の答えは・・・
正解は、「ナポレオン」でした!
「那波列翁(ナポレオン)」の名言として最も有名なのは、『吾輩の辞書に、不可能の文字はない』ではないでしょうか。
「那波列翁」の漢字のほかに「奈翁」「那破崙」など、ナポレオンを表す漢字はたくさんあるんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!