今日の難解漢字は
「披瀝」
「弩」
「緒」
「竹麦魚」
「華尼拉」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「披瀝」です!
「披瀝」の読み方をご存じでしょうか?
「披」は「波」という字に似ていますが、「はれき」と読むのは間違いですよ。
日常的にはあまり使わない言葉ですが、正解できる方も多いのではないでしょうか?
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「披瀝」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 本心を打ち明けることをいいます
- 「思い切って心情を披瀝した」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「披瀝」の読み方!正解は!?
正解は「ひれき」です。
「披瀝(ひれき)」とは心の中を包み隠さず打ち明けること。
「披瀝」はあまり使わない言葉ですが、「披」を使う熟語に「披露(ひろう)」という言葉があるため、正解できた方が多いのではないかと思います。
ちなみに「披露」は「何かを人に知らせたり発表したりする」という意味。
「披瀝」と違って「隠していたことを打ち明ける」といった意味合いはないので、区別して使いましょう。
2つ目の漢字は「弩」です!
「奴」の下に「弓」と書く、「弩」という漢字があります。
古来に使われていた道具の1つですが、読める人は少ないのではないでしょうか?
ただ、ウルトラジャンプに掲載されアニメ化もされた人気漫画『天上天下』を読んでいる人は読めるかもしれません。
「弩」という名前の一族が登場するからです。
一体何と読むのでしょうか?
「弩」の読み方のヒントとは・・・?
それではヒントです!
「弩」とは東南アジア、特に中国で古代から近世にかけて使われていた武器の1つです。
そう言われてみれば、文字の中に「弓」がありますね!
そうなんです、「弩」は弓の1種なんです。
ただし日本の一般的な「弓」とは違う、強力な武器なんです。
読み方はひらがなで「〇〇ゆみ」の4文字です!
考えてみてください。
「弩」の読み方の答えは・・・
正解は、「いしゆみ」でした!
「弩」は、クロスボウに似た仕組みの武器です。
木などの弾力を利用して石を弾く仕組みです。
平安時代の辞書である『和名類聚抄』にも登場することから、日本にも伝わっていたことが分かります。
仕組みは現代の「クロスボウ」の原型とも言われていて、東南アジアでは「弩」がクロスボウを表す漢字としてつかわれているそうです!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
3つ目の漢字は「緒」です!
「情緒(じょうちょ)」や「由緒(ゆいしょ)」、はたまた「堪忍袋の緒(お)」が切れる」など、「緒」という漢字は日常的によく使う見慣れたものですよね。
ところが1文字で何と読むか、あまり知られていない読み方があるのはご存じでしょうか?
何と雄むのか、早速見ていきましょう!
「緒」の読み方のヒントは・・・?
それでは、「緒」の読み方のヒントです!
ひらがなで「〇〇〇〇」の4文字です。
さらにヒント!
「緒(〇〇〇〇)」は、次のような意味があります。
- 巻いてある糸の端。
- てがかり。きっかけ。
- 墨壺(すみつぼ)の墨糸を引き出す部分。
墨壺とは大工さんが使う工具の一種で、墨をくぐった糸をピンと張ることでまっすぐな線を引く道具です。
これらのヒントから「緒」の読み方、わかりましたか?
「緒」の読み方の答えは・・・
正解は、「いとぐち」でした!
「緒(いとぐち)」の読み方を知った後で改めてその意味を見返すと、「なるほど!」と思いますよね。
「緒(いとぐち)」は、実際の糸の端という意味以外にも「話の緒(いとぐち)をつかむ」「解決の緒(いとぐち)になる」などという意味で使われます。
でも日常的に使われるのは、「緒」ではなく「糸口」の方ですね。
「緒」の方も覚えておくと、漢字上級者ですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
4つ目の漢字は「竹麦魚」です!
「竹麦魚」の読み方をご存じでしょうか?
「ちくばいぎょ」や「たけむぎさかな」ではありませんよ。
魚という字が使われていることからも、魚の名前だということはわかりますね。
かなり意外な読み方なので、スラッと読めたかたはかなりの魚通でしょう。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「竹麦魚」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 羽のように大きな胸びれが特徴です
- ぐーぐーと声を出します
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「竹麦魚」の読み方!正解は!?
正解は「ホウボウ」です!
「魴鮄」と書くこともありますよ。
「竹麦魚(ホウボウ)」は、カサゴ目ホウボウ科に属する海水魚の一種で、ヒントで紹介したように羽のように大きな胸びれを持ち、軟条(ひれずじ)を足のように使って海底を歩きます。
浮袋を収縮させて「グーグー」という声を出す姿はユニークでとても不思議な印象…
奇妙な姿とは裏腹に、お刺身やお吸い物にしていただくと非常に美味しく、しかもリーズナブルなので人気の魚です。
5つ目の漢字は「華尼拉」です!
「華尼拉」を何と読みますか?
「カビラ」と読んだあなたは惜しい!
早速ヒントを見てみましょう。
「華尼拉」の読み方のヒントは?
1.「華尼拉」をひらがなにすると3文字になります。
2.「華尼拉」のアロマオイルを嗅ぐと、リラックス作用、月経促進や不眠症の改善に効果が期待できるといわれています。
3.洋菓子作りが好きなら、きっと冷蔵庫に入っているはず!
正解は…
正解は「バニラ」でした!
アイスクリームやソフトクリームの定番ですね。
クッキーやケーキを作る際も、「バニラエッセンス」の存在は不可欠です。
「華尼拉」の正体は、ラン科バニラ属のツル性植物。
独特の甘い香りはお花ではなく、乾燥と発酵を繰り返した果実の種子の匂いです。
「華尼拉」の原産地はメキシコや中央アメリカですが、日本でも栽培されています。
国内における「華尼拉」の栽培は、福岡県、北海道、沖縄県の石垣島などが取り組んでいます。
「華尼拉」はお菓子だけじゃない!
冷蔵庫に「華尼拉」エッセンスの小瓶が眠っていないでしょうか?実は、お菓子作り以外にも使い道があるんです。
コーヒー・紅茶に数滴垂らすだけでおいしいフレーバードリンクになりますし、ウィスキーやバーボンなどの洋酒とも相性抜群です。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!