今回の難読漢字は「一八」「好事家」「軽羹」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「一八」
「一八」って何て読むか分かりますか?
(いちはち)ではありません!
(いっぱち)も違います!
4月下旬から5月上旬にかけて咲く花の名前ですが、ご存じですか?
別名「鳶尾草」(とびおぐさ)とも言います。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「一八」の読み方のヒントは?
花言葉は「火の用心」「知恵」「付き合い上手」などがあります。
アヤメ科の植物です。
花の色は主に青紫色ですが、白色もあります。
白色の「一八」は”シロバナ〇〇〇〇”という名前です。
何と読むか分かりましたか?
「一八」の読み方、正解は……
正解は……
「いちはつ」
です!
「一初」「逸初」とも書きます。
アヤメ科の植物の中で、花が咲くのが一番早いので、「一初」(いちはつ)と呼ばれるようになりました。
かやぶき屋根の頂上部に「一八」を植えておくと、火災や大風から家を守ってくれるという俗信があります。
「一八」と「アヤメ」は見た目が似ていますが、よく見ると見分けることが可能です。
「一八」は花びらに白い突起が生えていて、花びらの付け根が薄紫または白っぽいという特徴があります。
花びらの付け根に黄色い部分があったら「アヤメ」です。
両方が同時期に咲いている期間がありますので、見分けてみるのも面白いのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
2問目はこの漢字!「好事家」
「好事家」と書いて、なんと読むか分かりますか?
パッと見ると好きな事は家というイメージなのですが、正しくもあり微妙に違っていたりします。
口にしたことは無いかもしれませんが、漢字を見たことがあるのではないでしょうか?
さて、「好事家」と書いてなんと読むでしょうか?
「好事家」読み方のヒントは?
「好事家」とは、物好きな人、または風流を好む人の事です。
人から見れば、どうでもいいような事にこだわり、豊富な知識を持っているのにもかかわらず「あくまでも趣味」として楽しむ人の事です。
お金にならないことならしたくないと言う人から見れば、お金にならないのに趣味に熱中している人の事を「変わってる」と思いますよね。
そんな人たちの事を「好事家」といいます。
しかし時には斬新な目線で新しいものを生み出すことも。
クリエイター業などの人は好事家が多いような気がします。
「好事家」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「好事家」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「こうずか」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「軽羹」
「軽羹」は、何と読むのでしょう。
「軽」くて「美」しいから「かるび」?
体重が軽い方が美しいなんて、時代錯誤のルッキズム!?
いいえ!違います。
「美」ではなくて「羹」です。
それにしても「軽羹」って、何と読むのでしょうか。
さっそく見ていきましょう!
「軽羹」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「軽羹」の「羹」は、「美」ではなくて「羊羹(ようかん)」の「羹」です。
つまり、「軽羹」は「〇〇かん」です!
もう、分かりましたよね?
「軽羹」の読み方の答えは・・・
正解は、「かるかん」でした!
「軽羹(かるかん)」と聞いてピンときた方は、九州や沖縄地方出身の方かもしれません。
「軽羹(かるかん)」は、九州・沖縄地方特産の和菓子なんです。
自然薯をすりおろしたものに、砂糖やかるかん粉、卵白などを加えてさらに良く混ぜます。
よく空気を含ませてから蒸して完成です。
蒸すとふんわり軽くなることから、「軽羹(かるかん)」という名前が付きました。
薩摩藩第11代藩主であった島津斉彬が、保存食を発案するために江戸から呼び寄せたか職人が発案したお菓子だそうです。
今ではあんこを包んだ「軽羹まんじゅう」が人気なんですって!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。