今回のお題は「焙烙」「倨傲」「矜恃」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「焙烙」
「焙烙」の読み方をご存じでしょうか?
「焙」は「焙煎(ばいせん)」の「ばい」なので「ばいらく」と読んだ方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら間違いです。
では、一体何と読むのでしょう…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「焙烙」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 調理器具の一種
- 茶や豆などを煎るのに使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「焙烙」の読み方!正解は?
正解は「ほうろく」または「ほうらく」です!
「焙烙(ほうろく/ほうらく)」とは素焼きの平たい土鍋の一種で、茶や豆、塩、胡麻などを煎るための調理器具のこと。
焙烙がいつ頃から日本で使用されたのかは定かではありません。
しかし、一説によると江戸時代には焙烙を使って蒸した焼き芋が売られていたという話があり「日本初の焼き芋」と言われています。
焙烙は江戸時代には既に庶民の生活に根付いていたようですね。
2問目はこの漢字!「倨傲」
「倨傲」の読み方をご存じでしょうか?
パッと見た印象では「いほう」と読めそうですが、残念ながら間違いです。
「倨傲」はそもそもは中国語で、読み方は違いますが意味は日本語と同じになります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「倨傲」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 2文字目は小さな「ょ」です
- こんな人とは付き合いたくないです
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「倨傲」の読み方!正解は!?
正解は「きょごう」です!
「倨傲(きょごう)」とは「おごり高ぶって相手をみくだす」という意味。
冒頭でお話したように元は中国語で「ピンイン」と読み、意味は日本と全く同じになります。
また、「倨」にも「傲」にも「おごる」「あなどる」という意味があるため、同じ意味の字を重ねることで、より意味合いを強化した熟語ですね。
ちなみに、「倨傲」をさかさまにした「傲倨(ごうきょ)」という言葉がありますが、こちらも意味は全く同じです。
最後はこの漢字!「矜恃」
「矜恃」の読み方をご存じでしょうか?
「矜」は「吟(ぎん)」に、「恃」は「持(じ)」に、それぞれ似ているため「ぎんじ」と読みそうになりますが、残念ながら間違い。
それでは一体何と読めば良いのか…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「矜恃」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 2文字目は小さい「ょ」です
- プライドや誇りのこと
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「矜恃」の読み方!正解は?
正解は「きょうじ」です!
「矜恃(きょうじ)」とは「プライドや誇り、自負など」の意味をもつ言葉。
- 矜恃が傷つけられた
- 専門家としての矜恃を持つ
などと使います。
冒頭で紹介したように「ぎんじ」と読むのは間違いですが、実は「きんじ」という読み方は慣用読みとして認められています。
慣用読みとは、多くの人が間違って読んだせいで定着し、一般に広まった読み方のこと。
しかし、本来の読み方は「きょうじ」なので、この機会に覚えておいてくださいね。