今回のお題は「鉄漿」「花薄荷」「隆隆」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「鉄漿」
「鉄漿」の読み方をご存じでしょうか?
素直に読むと「てつしょう」ですが、もちろん間違いです。
と言われても「漿」なんて漢字は滅多に見かけないですよね…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鉄漿」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 奈良時代から明治初期まで続いた日本の風習
- お化粧の一種です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鉄漿」の読み方!正解は!?
正解は「おはぐろ」です!
一般には「お歯黒」と書かれることの方が多いですね。
「漿」には「液状のもの」という意味があります。
歯を黒く染めるために鉄を原料とした溶液を使用したため「鉄漿」と書いて「おはぐろ」と読むのです。
お歯黒は日本だけの風習ではなく、世界各地で見られます。
また、女性だけでなく、中近世には男性貴族も施していたとのこと。
日本の東北などの一部の地域では、昭和初期まで見られたということですから、驚きですね。
2問目はこの漢字!「花薄荷」
「花薄荷」の読み方をご存じでしょうか?
「ハナハッカ」とも読めますが、今回はもう一つの読み方を正解とします。
「ハナハッカ」よりも、もう一つの呼び名の方が馴染みがあるという方が多いかもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「花薄荷」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 「ハリーポッター」で魔法薬の材料として登場します
- 赤紫色の美しい花を咲かせます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「花薄荷」の読み方!正解は!?
正解は「オレガノ」です!
「花薄荷(オレガノ)」は和名を「ハナハッカ」といい、料理によく使われるハーブの一種。
茎の先端には薄い赤紫色の小さな花を球状に美しく咲かせます。
乾燥しても花の色が残るため、ドライフラワーとしても人気がありますよ。
オレガノは古くから、料理だけでなく香料や鎮痛剤、芳香剤などとして使われてきました。
現代においても、風邪や胃の不調などに使われています。
最後はこの漢字!「隆隆」
「隆隆」の読み方をご存じでしょうか?
「隆い」は「たかい」と読めますが「たかだか」ではありませんよ。
漢字が得意な方はすぐに読めたのではないでしょうか。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「隆隆」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- とても盛んであること
- 「筋骨隆隆」という言葉があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「隆隆」の読み方!正解は!?
正解は「りゅうりゅう」です!
「隆隆(りゅうりゅう)」とはヒントでも示したように「とても盛んであること」や「盛り上がっているさま」をいいます。
「筋骨隆隆(きんこつりゅうりゅう)」は、筋肉が盛り上がってたくましい人のこと。このヒントでほとんどの方がピンときたのではないでしょうか。
以下は隆隆を使った例文です。
- 彼はプロレスラーとして隆隆たる名声を得た
- その登山コースは隆隆たる山々に囲まれていた
- 彼の隆隆とした風貌は見るものを圧倒させる
隆隆の類義語としては「隆盛」「繁華」「強勢」などがありますが、それぞれ少しずつ意味合いが異なるため、注意が必要です。