漢字読み講座

【今日の難読漢字】「軋轢」「赤口」「空ろ」「搗く」「青梗菜」ってなんて読む?

今日の難解漢字は

「軋轢」

「赤口」

「空ろ」

「搗く」

「青梗菜」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「軋轢」です!

「軋轢」の読み方をご存じでしょうか?

「軋む(きしむ)」と「轢」で「きしらく」と読むのは間違いですよ。

「轢」には「楽」に似た字が使われていますが、「らく」と読むことはできません。

それでは何と読めば…

あなたには正しい読み方がわかりますか?

「軋轢」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
  2. 人間関係がうまくいかなくなることをいいます。
  3. 「彼女とは意見の食い違いから軋轢が生じた」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「軋轢」の読み方!正解は!?

正解は「あつれき」です!

「軋」は、車の車輪がこすれるという意味。

「轢」は、車輪がきしんで音を立てるという意味です。

似た意味の漢字が重なって、人間関係に摩擦が生じてうまくいかなくなることを「軋轢(あつれき)」といいます。

類義語としては「行き違い」「摩擦」「不協和音」などがありますが、少しずつニュアンスが異なるので注意しましょう。

2つ目の漢字は「赤口」です!

赤口と書いて、なんと読むか分かりますか?

カレンダーの暦(こよみ)に書いてあることも多いので、誰でも見たことはあると思います。

しかし「赤口」がどういう意味なのか分からないという人も多いと思いますので、読み方と意味を一緒にご紹介していきます。

さて、「赤口」と書いてなんと読むでしょうか?

「赤口」読み方のヒントは?

「赤口」は、ある意味仏滅よりも気を付けなければいけない日です。

死を連想させるようなものに気を付ける日であり、基本的に大凶です。

赤口の日は、特に火の元、刃物などの扱いに注意してください。

ただし、正午の前後は「吉」となっているので、引っ越しなどは11時~13時に済ませるようにしましょう。

結局2時間しか良い時間帯が無いため、引っ越しや物事を起こす時には避ける人が多いです。

もちろん読み方は(せきぐち)ではありません。

「赤口」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「赤口」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「しゃっこう」

です!

 

赤の付く日は注意!と覚えておくだけでも十分です。

ぜひ、覚えておきましょう。

3つ目の漢字は「空ろ」です!

「空ろ」の読み方をご存じでしょうか?

「空(そら)」は小学校1年生で習う漢字ですが、もちろん「そらろ」ではありません。

「そら」以外にも様々な読み方があるので、考えてみてくださいね。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「空ろ」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇ろ」の3文字です
  2. 中がからっぽな状態のこと
  3. ぼんやりしていると「空ろな表情」と言われるかも

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「空ろ」の読み方!正解は?

正解は「うつろ」です!

「空(うつ)ろ」とは内部が空っぽになった状態や、空っぽな所のこと。

ヒントで示したように、ぼんやりとして何も考えていないような表情を「空ろな表情」と呼ぶことがあります。

さらに、ぼんやりとした眼を「空ろな眼」と表現することもよくありますね。

「空ろ」には「虚(うつ)ろ」という表記もあり、どちらも意味は同じです。

また、「空蝉(うつせみ)」「虚蝉(うつせみ)」とは蝉の抜け殻のことで、この世に生きている人間のことになります。

4つ目の漢字は「搗く」です!

「搗く」を何と読みますか?

お正月になると家族みんなで…

3つのヒントで考えてみましょう!

「搗く」の読み方のヒントは?

1.「搗く」をひらがなにすると「〇く」の2文字です。

2.「搗く」の類義語には「砕く」「擂る(する)」「碾く(ひく)」などがあります。

3.『思はずアッと言つて、尻餅を搗くところでした。』宮原晃一朗「竜宮の犬」より引用

正解は…

正解は…

「つく」でした!

「突く」の同義語ですが、穀物を杵(きね)や棒で打ったり押し潰したりするときによく使われる漢字です。餅つきは「餅搗き」なんですね!

「搗」は漢検1級13画の漢字です。

音読みは「トウ」、布をしなやかにするために棒で打つことを「搗衣(とうい)」といいます。

訓読みは「搗く(つく)」「搗く(たたく)」「搗つ(うつ)」「搗ち(かち)」、栗の実を棒で打ったものを「かちぐり」といいます。

「搗」を使う言葉

搗精歩留まり(とうせいぶどまり):玄米を精米する際に除いたヌカの分だけ軽くなること

拝み搗き(おがみづき):杵を両手で持ち上げて拝むように搗くこと

搗屋無間(つきやむげん):古典落語

『養子と小搗きは笑っても飛び出す』小搗きとは方言で麦こがしのこと。養子は少しでも気に入らないことがあれば麦こがしのように家を飛び出すという意味

5つ目の漢字は「青梗菜」です!

「青梗菜」の読み方をご存じでしょうか?

素直に読むと「あおこうさい」ですが、もちろん間違いです。

「菜」の字が付いているので、野菜の一種のようですが…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「青梗菜」の読み方のヒントはこちら!

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字です
  2. スーパーでもよく見かけるお馴染みの中国野菜
  3. 和名では「体菜(タイサイ)」と呼ばれます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「青梗菜」の読み方!正解は!?

正解は「チンゲンサイ」です!

「青梗菜(チンゲンサイ)」はアブラナ科の青菜系野菜に分類される中国野菜。

「青」は緑色を「梗」は芯の硬さを示し「菜」は野菜を意味します。

また、青梗菜の和名は「体菜」で「タイサイ」や「タイナ」と読まれますよ。

アクの少ない青梗菜は下処理の必要がないので、ベーコンやお肉などと一緒にさっと炒めて塩コショウするだけで、シャキッとした歯ごたえが特徴の美味しい一品が出来上がります。

ご飯のおかずにはもちろん、ビールのお供にもピッタリですね。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!