今回の難読漢字は「嗜む」「羸れる」「馬尾毛」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「嗜む」
「嗜む」と書いて、なんと読むか分かりますか?
嗜好の「嗜」なので、なんとなく好きな物というイメージで合っています!
「好きなことを極めるために頑張っていますよ! 」
ということをスマートに伝える便利でカッコいい言葉ですので、ぜひ普段使いできるようになってください。
さて、「嗜む」と書いて、なんと読むでしょうか?
「嗜む」読み方のヒントは?
「嗜む」とは、何かを好んで愛好しているという事です。
自ら好んで励んでいる訳ですから、自分で好きな物を好きと言えるようなことがあれば「嗜んでいる」と言えるでしょう。
茶道や華道など芸事を好んでいる人は、趣味を聞かれた時に「嗜む程度ですが茶道を」なんて粋な返答ができます。
もちろん、お酒でもなんでもいいですよ!
他にも、謹んだり気を付けたり、見苦しくないように整えることも「嗜む」といいます。
「身嗜み」っていいますよね。
なんとなくわかりましたか?
「嗜む」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇む」です。
さて、もうわかりましたか?
「嗜む」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「たしなむ」
です!
普段から嗜んでいる事はありますか?
無いという人はぜひ、いろんなことにチャレンジしてみてください。
2問目はこの漢字!「羸れる」
「羸れる」を何と読みますか?
あまり目にする機会のない漢字ですね。
これが読めたら自慢できますよ!
「羸れる」の読み方のヒントは?
1.「羸れる」をひらがなにすると「〇〇れる」になります。
2.「残業続きですっかり羸れてしまった」のように使います。
3.「羸れる」の類義語には「萎える」「疲弊する」「意気消沈する」などがあります。
4.『形羸れて朝餐の減ずるを覚ゆ、』谷崎潤一郎「少将滋幹の母」より引用
正解は…
正解は「つかれる」でした!
「羸」の音読みは「ルイ」、訓読みは「羸せる(やせる)」「羸れる(つかれる)」「羸る(よわる)」、漢検1級19画の漢字です。
一般的には「疲れる」と書くことが多いでしょう。
ぐったりした様子、か弱い様子、衰えている様子を意味します。
「弊れる」「瘁れる」など、同じ意味で「つかれる」と読む漢字は「羸」を含めて15種類もあります。
また、古語では「羸る(みつる)」と読みますが、こちらも同じ意味です。
『かぐはしき花橘を玉貫きし送らむ妹は羸れ(みつれ)てもあるか』万葉集一九六七
「羸」を用いた日本語
痩羸(そうるい):瘦せ衰えること、やつれているさま
老羸(ろうれい):年をとって弱ること、老衰
羸兵(るいへい):疲れきった兵士
最後はこの漢字!「馬尾毛」
今、『ウマ娘』が大人気となって競馬人気も高まっていますよね。
今回は、そんな馬に関する問題です!
「馬尾毛」って・・・何かわかりますか?
「馬のしっぽの毛のことじゃないの?」と思ったあなた。
正解です!
ただし、「馬尾毛」の読み方は「うまびけ」や「うまおけ」ではないんです。
しかも漢字3文字なのに、何と読み方は2文字!
何と読むのか早速見ていきましょう。
「馬尾毛」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
「馬尾毛」の読み方は、漢字3文字なのに2文字だとお話ししましたが、「馬」はそのまま「ば」と読みます。
つまりひらがなで「ば〇」というわけです。
そしてもう1つヒント!
「馬尾毛」は、別の漢字で「馬素」とも書くんですよ。
もう、分かりましたよね?
「馬尾毛」の読み方の答えは・・・
正解は、「ばす」でした!
馬のしっぽの毛である「馬尾毛(ばす)」は、しなやかさが特徴で楽器の弦にしたり織物に使われたりしています。
とくに織物は、革製品とは違って動物を殺生することはないのでアニマルフレンドリーな素材としてバッグなどに重宝されているんですって!
高級品ではありますが・・・憧れの逸品ですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!