漢字読み講座

「肋肉」「黝い」「鯣烏賊」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「肋肉」「黝い」「鯣烏賊」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「肋肉」

「肋肉」の読み方をご存じでしょうか?

「肋骨(ろっこつ)」の「ろく」なので「ろくにく」か「ろっにく」?

「肋骨(あばらぼね)」の「あばら」なので「あばらにく」?

どちらも間違いです…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「肋肉」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
  2. お肉のパックに書いてある、あの読み方ですよ
  3. お肉屋さんで「豚〇〇〇〇を300グラムください」などと言います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「肋肉」の読み方!正解は!?

正解は「ばらにく」です!

スーパーのお肉のパックにはよく「バラ肉」や「ばら肉」と書かれていますよね。

バラ肉とは「あばら骨まわりの肉」のことです。

皮と赤身、脂身が3つの層になっているため、三枚肉とも呼ばれています。

韓国料理のサムギョプサルには豚バラ肉が使わるなど、大人気の部位です。

また、牛バラ肉の焼肉やビーフカレー、ポトフなども人気がありますね。

2問目はこの漢字!「黝い」

「黝い」を何と読みますか?

「黒」と「幼」の組み合わせです。

ちょっとダークなイメージです。

「黝い」の読み方のヒントは?

1.「黝い」をひらがなにすると5文字になります。

2.「黝い」をフランス語にすると「bleu Noir」、イタリア語では「blu nero」になります。

3.『黝い丸い眼をおのおのとじた。』新見南吉「おしどり」より引用

正解は…

正解は「あおぐろい」でした!

「黝い」とは、青みを帯びた黒色のことです。

夜空や夜の海の色に例えられることが多いですね。

不気味さを表現する際にも用いられ、絵画では「黝色(ユウショク)」といわれます。

「黝」の音読みは「ユウ・ヨウ・イ・ユ」、訓読みは「黝い(あおぐろい)」「黝い(くろい)」、漢検1級17画の漢字です。

昔の文学作品では、「黝んだ」と書いて「くろずんだ」と読ませることもありました。

例:『黝んだ松林と薔薇色の雪とが見えました』宮沢賢治「氷と後光」より引用

「黝」を用いる日本語

黝簾石(ゆうれんせき):タンザナイトの和名。冷静・高貴・誇り高い・空想などの意味を持つパワーストーンとして知られる。

黝堊丹漆(ゆうあんたんしつ):昔からの伝統に基づいて建物が作られていること。

最後はこの漢字!「鯣烏賊」

今回は、海の生き物の難読名クイズです!

「鯣烏賊」って読めますか?

何だか海賊みたいな名前ですね・・・

しかも海の生き物なのに「烏(からす)」だなんて不思議です!

何と読むのか、早速見ていきましょう。

「鯣烏賊」の読み方のヒントは・・・?

それではヒントです!

この「鯣烏賊」、「鯣」と「烏賊」に分けると分かる人もいるかもしれません!

「烏賊」は・・・そう!「いか」と読みます。

そして「烏賊(いか)」の種類の1つが「鯣烏賊」というわけです。

「鯣」の読み方には、今回の答え「〇〇め」のほかに「あたりめ」という読み方もあります。

「あたりめ」と今回の答え「〇〇め」は全く同じものですが、「〇〇め」の「〇〇」には「ギャンブルに負けてお金をなくす」「物を盗られる」という縁起の悪い意味があるため「あたりめ」という呼び方が誕生したんですよ!

「〇〇めいか」、もう分かりましたよね?

「鯣烏賊」の読み方の答えは・・・

正解は、「するめいか」でした!

「するめ」の「する」が縁起の悪い言葉だから「当たり」という意味の「あたりめ」というのは、面白いですね!

ちなみに「鯣烏賊(するめいか)」は、日本で最も食べられている烏賊(いか)の種類なんですよ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!