漢字読み講座

【今日の難読漢字】「欽定」「憐察」「狂れる」あなたは何個読めますか?

今日の難読漢字は

「欽定」

「憐察」

「狂れる」

の3問です!あなたは正しく読めますか?

難読漢字、1問目は「欽定」!

「欽定」の読み方をご存じですか?

「定」は「定める」という使い方がありますが「欽」はあまり見かけることがありません。

いったい何と読むのでしょうか?

「欽定」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○○てい」の4文字
  2. 読みです
  3. 社会の授業で見たことがあるかもしれません

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「欽定」の読み方、正解は・・・


正解は

「きんてい」

です!

「欽」は「天子(天下を治める者のこと)に関する事柄につけて敬意を表す語」という意味があります。日本において「欽定」は「天子(天皇陛下)の命によって制定すること」という意味になります。

「欽定憲法」「民定憲法」

「欽定」を見ると「欽定憲法」という言葉が社会の教科書に載っていたことを思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。

1889年、明治時代に制定された「大日本帝国憲法」は明治天皇が黒田清隆首相に手渡すという欽定憲法の形で発布されました。一方1946年に公布された現行の「日本国憲法」は議会の審議を経て閣議決定し、吉田茂総理が昭和天皇に上奏し裁可を得たことから「民定憲法」と分類されています。

日本国憲法において天皇陛下が「日本国の象徴」であると定義されたことから、今後「欽定」という言葉が使われることは無いかもしれませんが、読み方は是非覚えておいてくださいね。

難読漢字、2問目は「憐察」!

「憐察」の読み方をご存じですか?

「察」は「診察」「警察」などで見慣れた漢字ですが「憐」は「隣」という字に似ているので「りんさつ」と読んでしまうと間違いです。

それでは、いったい何と読むのでしょうか?

「憐察」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○○さつ」の4文字
  2. 読みです
  3. 同じような意味で「憫察」という言葉があります

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「憐察」の読み方、正解は・・・


正解は

「れんさつ」

です!

「憐」は「あわれむ」という意味があり「察」には「おしはかる」「思いやる」という意味があります。

その二文字を合わせた「憐察」は「あわれみ思いやること」という意味になります。

「事情をご憐察ください」というような使い方をします。

「憐」「憫」「哀」違いは?

ヒントで「憫察」という言葉も同じような意味を持つと書きましたが「憐」「憫」は訓読みでどちらも「あわれむ」と読みます。二つを合わせた「憐憫」という言葉もあります。

ただ、同じ「あわれむ」と読む「哀」には「哀察」という言葉は使われません。何故でしょうか。

「憫」という漢字は「憐」と同様「あわれむ」という意味を持っています。一方「哀」は「あわれむ」の他に「かなしむ」という意味があります。「あわれむ」と「かなしむ」は「(対象のことを考えて)あわれむ」「(自分が)かなしむ」というように対象が異なるので、同じ読み方でも微妙な違いがあるのかもしれませんね。同じ訓読みでも、音読みはそれぞれ違うのも面白いところです。

普段はあまり使わない方の漢字ですが「憐察」の読み方をこの機会に是非覚えてくださいね。

難読漢字、3問目は「狂れる」!

「狂れる」の読み方をご存じですか?

「狂」という漢字は「狂う」という送り仮名を使うことがありますが、読み方が異なります。

いったい何と読むのでしょうか?

「狂れる」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○れる」の3文字
  2. 読みです
  3. 「気が狂れる」という使い方をすることがあります

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「狂れる」の読み方、正解は・・・


正解は

「ふれる」

です!

常軌を逸するという意味です。

「狂」という漢字には「熱中する」「おどける」のような意味もありますが「狂れる」と書いた場合は「狂う」と同じ意味になります。

「気が狂れる」の場合は「精神状態が普通ではなくなる」「気の迷いが起こる」という意味で使われます。

「狂れる」と「触れる」

「気がふれる」という言い方には「気が触れる」という表記方法もあります。

ただ「触」という漢字にはそういう意味あいはありません。元々「狂れる」と書いていたものを、同じ発音だから「触れる」も使うようになったのかもしれません。

ちなみに「気が触れる」から「が」を取った「気触れる」という言葉がありますが、読み方も意味もまったく違ったものになります。興味のある人は調べてみると面白いですよ。

あまり気の迷いは起こしたくないものですが「狂れる」の読み方は是非覚えておいてくださいね。
さて、難読漢字3問、いかがでしたか?
あまり単語では見かけない漢字や、普段と違う読み方が多かったと思います。

全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。