漢字読み講座

「晦冥」「楤芽」「木端」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「晦冥」「楤芽」「木端」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「晦冥」

「晦冥

これ、何と読むかわかりますか?

 

画数は多くないのに、特殊な印象があるこの漢字。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「晦冥」読み方のヒント!

 

「晦冥」は、実はどちらも馴染みのある漢字。

 

「晦」は「大晦日」などに使われています。

「冥」は「冥王星」などでお馴染みですよね。

 

「晦」の読み方がやや難しいかもしれませんが「冥」はそのままです!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「晦冥」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「かいめい

です!

 

「晦冥」は、

「まっくらやみ」「くらくなること」という意味の言葉です!

 

実は「晦」自体にも「暗い」という意味があります。

「晦」は、そもそも「月が出ない夜」を表した漢字。

月が出ない夜は、月明かりがなく暗いですよね。

 

そして「冥」にも「暗い」という意味があるんです!

「冥」には「奥深い」「死後の世界」などを表す漢字。

 

この2つの「暗い」という意味の漢字がくっついているので

「真っ暗」という意味が強まっていることがわかります!

 

このような熟語の作り方は、よく見かけます。

「歓喜」「豊富」「離脱」などもそうですよね。

同じ意味の言葉を重ねて、意味を強調しています。

 

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

2問目はこの漢字!「楤芽」

「楤芽」の読み方をご存じでしょうか?

そのまま素直に読むと「そうが」ですが、もちろん間違いです。

「芽」という字から推測すると、植物に関係ありそうですが…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「楤芽」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
  2. 山菜の王様と呼ばれています
  3. 枝には鋭いトゲがあります

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「楤芽」の読み方!正解は!?

正解は「たらのめ」です!

一般には「タラノメ」や「タラの芽」と表記されることが多いので、読みにくかったかもしれません。

「楤芽(たらのめ)」はタラノキというウコギ科の落葉低木の新芽。

「タラ」には「トゲ」という意味があり、木の幹に鋭いトゲを持つことが「タラ」という名前の由来とも言われています。

タラノキは全国の山野に自生しているので、新芽の出る春先になると多くの人が楤芽を求めて山に入るとか。

しかし最近は栽培物がスーパーでも並ぶようになったため、ありがたみが薄れてきているかもしれませんね。

最後はこの漢字!「木端」

木端と書いて、なんと読むか分かりますか?

なんとなく漢字からイメージできると思いますが、きっとそのイメージで合っています。

もちろん(きっつはし)とは読みませんよ!

誰でも口に出したことがある言葉だと思います。

さて、「木っ端」と書いてなんと読むでしょうか?

「木端」読み方のヒントは?

木端とは、木を切った後に残る端っこや木くず。

それと、 取るに足りない、つまらないもの。という意味があります。

どちらかというと後者の方の意味で使われることが多いでしょう。

「木端微塵」なんて聞いたことありませんか?

原型をとどめないほど、粉状になるほど細かく砕くことです。

特にプライドや誇りなんかは「木端微塵」にされたら、なかなか立ち直れません。

「木端」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「木端」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

 

「こっぱ」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!