今回の難読漢字は「曜く」「剣戟」「お誂え」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「曜く」
「曜く」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(ようく)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「曜く」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇く」となります。
ある動詞で、他の漢字で表記することが多いでしょうか。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「曜く」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「か」です。
月曜日とか火曜日とかに使われる、曜日の曜、ですね。
この感じは他にもお日様や星といった意味があります。
そういった空にある天体のイメージともあうのがこの読み方です。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「曜く」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「かがやく」
です!
「曜く(かがやく)」は、ひかりかがやく、明るく照らすという意味の言葉です。
一般的には「輝く」と表記することが多いでしょうか。
他にも「耀く」「燿く」「煌く」「赫く」などなど、色んな「かがやく」があるようです。
太陽・月・火星・水星・木星・金星・土星の肉眼で見ることができる7つの天体を七曜と言い、これが元となって曜日が決まったそうです。
土日がお休みなことが多いので、休みが始まる金曜の夜を「華金(はなきん)」といって遊びに繰り出す、といった文化が一昔前にありました。
今では正直あまり定着しているとは言い難いですが、その月の最後の金曜日を「プレミアムフライデー」といって皆それぞれ思い思いに
楽しく豊かに過ごしましょう、という取り組みが政府主導でありました。
個人的には月末の金曜日に限らず、昔の土曜日のようにすべての金曜日の午後をお休みにしちゃえばいいのに、と思っています(笑)。
2問目はこの漢字!「剣戟」
「剣戟」の読み方をご存じですか?
「剣」という字はよく使いますが「戟」はあまりなじみがありませんね。
いったい何と読むのでしょうか?
「剣戟」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「けん○○」の4文字
- 音読みです
- 「剣戟映画」というジャンルがあります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「剣戟」の読み方、正解は・・・
正解は
「けんげき」
です!
「剣」という漢字は「つるぎ」の他に「刀を使う術」という意味があります。
「戟」という漢字は「ほこ」という意味で、ほこは両派の剣に長い柄をつけた武器になります。
「剣戟」は「つるぎとほこ」という意味の他に「刀剣による戦い」をあらわす言葉です。
「剣戟」と「ちゃんばら」
「剣戟」というと、日本なら時代劇での乱闘シーン、海外だと「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでの戦いのシーンを思い出します。「剣戟映画」は戦いがメインになりますが、昨今はアクション映画内の一要素として剣戟シーンが使われることが多いです。
日本で製作された剣戟映画は俗に「ちゃんばら映画」と呼ばれますが、この「ちゃんばら」は刀で斬り合う音や様子を擬音的にあらわした「ちゃんちゃんばらばら」の略とも言われています。
ちゃんばらは剣戟シーンを真似た子どもの遊戯になり、そこから厳密にルールを制定した「スポーツチャンバラ」「バイクチャンバラ」などのスポーツに派生しました。剣戟のシーンがそれだけ文化として根付いているということですね。
時代劇の大立ち回りを見たくなったら「剣戟」の読み方を思い出してくださいね。
最後はこの漢字!「お誂え」
「お誂え」と書いて、なんと読むか分かりますか?
よく使われている言葉なので、耳で聞けば納得するのではないでしょうか?
「誂えたもの」と言えば聞こえが良くなり、「お誂え向き」といえばなんとなくカチンと来るイメージの漢字です。
さて「お誂え」と書いてなんと読むでしょうか?
「お誂え」読み方のヒントは?
「お誂え」とは、希望通りに着物を作ることです。
洋服だとオーダーメイドといいますが、着物になると「お誂え」といいます。
誂えてないのに、ぴったりな服のことを「お誂え向き」なんていいますね。
「君にはお誂え向きの家だ」なんていわれると、嬉しくなりますか?それともカチンと来ますか?
話の前後から予測できますが、突然言われるとなんだかドキッとします。
「遠足にお誂え向きの天気」だと嬉しいですね!
「お誂え」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「お〇〇〇え」です。
さて、もうわかりましたか?
「お誂え」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おあつらえ」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。